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“トーク”で学ぼう金融基礎のキソ

キャリタスファイナンス  >  Guide 就活ノウハウ   >   【02】“トーク”で学ぼう金融基礎のキソ  >   【第5話】社会と金融 - 貨幣の3大機能

メーカーやサービス業に比べると、金融業界はこれまでの生活で関わる機会が少なく、今ひとつイメージがわかないという人も多いはず。
そういったみなさんに、「金融はなぜ社会にとって必要なのか」を感じ取ってもらうためのビギナーコンテンツを用意しました。
食わず嫌いをやめて、まずは1ページ覗いてみてください。

“第1話 間接金融って何?
“第2話 直接金融って何?
“第3話 保険の仕組み
“第4話 資産の運用
“第5話 社会と金融

第5話

 

社会と金融 - 貨幣の3大機能

A君
金融は暮らしや産業に欠かせない。だから、経済活動の”血液”とも言われているよね。
C君
金融とはお金、つまり貨幣を融通することだけど、貨幣には3つの機能があるんだ。何だか分かる?
B君
ひとつは欲しいモノを買える機能じゃないの? お金と引き換えにモノやサービスをいつでも手に入れることができるから。
A君
自給自足から物々交換が始まって、交換をさらに便利にするために貨幣が誕生したって話を聞いたことがあるよ。
C君
そうだね。では、あとの2つは?
3000円のシャツにはラーメン(600円)5杯分の価値があるみたいな…。
D君
価値を示す機能じゃなかったかな。3,000円のシャツにはラーメン(600円)5杯分の価値があるみたいな…。
C君
変なたとえだけど(笑)、その通り。貨幣にはモノやサービスのジャンルを超えて、価値を計り、それを示す機能があるんだ。
A君
もうひとつは、資産として保存できることだよね。モノだったら傷むし腐るし、それにしまっておく場所もない。
貨幣には(1)交換(決済)機能、(2)価値の大きさを示す機能、(3)価値の貯蔵機能があり、それを「貨幣の3大機能」と言います。
B君
お金はそれだけ便利だから、借りたいニーズや貸したいニーズがいろいろ生まれる。金融はそれを合理的につなぎ合わせようとして、発展したんだね。
D君
金融機関は決済(支払い)や価値の貯蔵(資産の保全・運用)においても、欠かすことのできない役割を果たしてきたということか…。
C君
金融機関はそうした伝統的な役割に加えて、時代とともにサービスの範囲を広げてきたと言える。
A君
え? それって、どういうこと?
C君
銀行で言えば、お金の貸借や決済、送金といった業務に始まって、資金調達やM&A(合併・買収)、国際財務なんかに関するサービスの提供、それから個人向けには相続・承継や年金、保険といった分野までカバーするようになった。証券や保険の業界でも、同じようなことが起きているんだ。
金融ビジネスは自由化政策によって数多くあった規制が少なくなり、商品やサービスによる競争のほか、事業領域の拡大などが進んでいます。
一方で、公共料金をはじめ、さまざまな料金の支払いや、銀行預金の引き出し、ローンの借り入れがコンビニエンスストアでできるようになるなど利便性が広がっています。また、店舗を持たないネット銀行やネット証券の利用も拡大しています。
クレジットカードや電子マネー(Edy、Suica、nanacoなど)の普及により、現金を持ち歩かなくても生活できる環境が広がっています。
D君
金融の仕事って、すごく社会のためになるように思えてきた。
B君
銀行のATMが故障すると、世の中が大騒ぎになるよね。確実なサービスをきちんと行うことが、社会への責任なんじゃないのかな。
C君
金融機関にとって一番の役割は、社会のインフラである責任をまっとうすること。つまり良質で安定したサービスをミスやトラブルなく継続的に提供することだけど、それだけじゃない。
A君
そういえば東日本大震災が起きたとき、銀行や保険会社の人たちは目先の利益を二の次にして、できることは何でもしようと走りまわったっていう記事があった。
D君
銀行は被害に遭った企業に対して、再建に向けた助言とか新規融資なんかで支援しているらしい。
B君
保険会社の人たちは、保険金を支払うべき人や家族を翌日から探し歩いたそうだよ。
C君
途上国の支援や、環境保護につながる貢献もたくさんしているよ。たとえば、国際的な信用力に乏しい国はインフラ整備のための資金がない。でも、先進国の援助資金などを上手に活用すれば、世界の有力銀行などから融資を集めるスキームを組み立てられる。
A君
環境保護につながる…というのは?
C君
低炭素社会を実現するための開発や、太陽エネルギーの導入などに必要な資金を有利な条件で貸し出すとか…。
D君
なるほどなあ。
C君
証券投資の分野では、環境や社会への配慮をきちんとしている会社に投資して、経営を応援しようという取り組みが世界規模で広がっているんだよ。
銀行のATMが故障すると、世の中が大騒ぎ
地球環境や地域・社会への貢献に向けた金融機関の取り組みが、国際的なトレンドとして拡大しています。最近は、「本業を通じた貢献」に意欲的に取り組む姿が目立ちます。
資産運用ビジネスにおいては、企業のESG(環境・社会・企業統治)への取り組みを投資判断に加えるSRI(社会的責任投資)という投資法が、世界中の機関投資家に浸透しつつあります。また、投資の方法をSRIに限定した投資信託なども数多く販売されています。
企業が社会の一員としての責任を果たし、社会との共栄を目指して活動することを一般に「CSR」と呼んでいます。金融機関のホームページにはCSRの活動を報告しているページがありますから、目を通してみるとよいでしょう。
A君
金融ビジネスはまだまだ進化して、役割も増して、面白くなっていく気がするなあ。
B君
社会の重要なインフラを担っているから、当然公共性やモラルが問われる。でもその一方で、サービス業としての意識や発想も強く求められているんだね。
D君
これまでは規制が多かったけど、自由化が進んでいろいろな競争ができるようになった。
C君
うん。これからもどんどん変わっていくと思うよ。
A君
金融の仕事はちょっと堅苦しそうに見えてたけど、イメージが変わってきた…。
C君
理系出身者もたくさん活躍しているし、求める人材はすごく多彩。僕たちにもできることがたくさんありそうだ。
A君
B君
D君
うん。いっぱい訪問して、話を聞いてみよう…!
金融ビジネスはまだまだ進化して、役割も増して、面白くなっていく気がするなあ。
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