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注目記事2019.7.3

自動車事故のフォローを担うプロ、アジャスターとは?

高齢のドライバーによる自動車事故の報道が連日のように続いています。痛ましい重大事故も多く、超高齢社会となった日本の大きな問題です。

自動車事故と切り離せないのが損害保険ですが、事故が発生したときに出番となる専門職をご存じですか。“アジャスター”と呼ばれるプロフェッショナルです。

フリーランスとして活躍するケースも

アジャスターとは、保険金支払い金額を確定するために事故を調査する職種のことです。交通事故を起こしたときに初めてお世話になるので、ぴんとこない人のほうが多いかもしれません。時には裁判所などから報告書の提出や意見を求められるほど専門性が高く、大変にやりがいのある仕事と言えます。

損害調査業務を行うアジャスターは、特定の損害保険会社に雇用されて“会社員”として業務を行う専属アジャスターと、“フリーランス”として個人的に業務を請け負う乗合アジャスターに分けられます。

いずれにせよ事故調査のプロフェッショナルであり、アジャスターとして活躍するには日本損害保険協会にアジャスターとして登録されていなければなりません。国家資格ではありませんが、試験や研修をクリアする必要のある専門資格なのです。

自動車についての専門知識が必須

自動車事故の調査を行うわけですから、アジャスターには自動車に関する幅広い知識や法律知識などが求められます。

最近の自動車は環境対策や安全機能などが進化し、“走るコンピュータ”と呼ばれるほど電子制御が進んでいます。その修理の技術や手法も同様に進化しています。そのためアジャスターには力学・材料・電気など基本的な機械工学分野の知識に加え、高度化した自動車の機能にも精通していなくてはなりません。

普通乗用車など、一般的な自動車の事故が発生したときに調査を行う「技術アジャスター」は、資格取得のための試験そのものは誰でも受けられるのですが、最も下の資格である「見習技術アジャスター」の試験でも出題される問題のレベルは「3級自動車整備士資格試験」「自動車車体整備士資格試験」程度とされ、合格率は30%程度。かなりハイレベルの試験と言えます。

自動車整備士として経験を積んだ人が、キャリアアップのために技術アジャスターの試験を受けるケースが多いのもうなずけますね。理系のバックグラウンドを持つ人が有利とも言えます。一人前のアジャスターになるまでには最短でも5年から6年は必要とされるほど専門性の高い仕事なのです。

なお、保険会社によっては、自動車事故以外の災害時などに損害確認を行う「一般アジャスター」、医療面での確認を行う「医療アジャスター」などの専門職を社内資格として設けているケースもあります。

公正・中立を貫く、高い“人間力”が求められる

さて、交通事故が発生するとアジャスターは事故に遭った保険契約者に事故の内容について詳しく話を聞き、修理工場にも出向いて事故車両の損傷具合などを確認します。さらに事故現場に出向いて事故状況を確認し、保険契約者や修理工場で聞いた話との整合性についても調べます。その上で適正な修理費を算出し、損害額を確定します。

実はこの先の段階こそ、アジャスターという仕事の山場かもしれません。というのも、損害額についてもめることが少なくないからです。

アジャスターは保険会社の立場で業務を行うため、事故と関係ない修理、不要だと判断した修理は認めません。一方で修理工場は利益を上げるためにどうしても修理額を高く見積もる傾向にあります。事故を起こした保険契約者も、工場で修理をするのだから塗装まで含めて完全に元通りになったクルマが戻ってくると思いがちです。中には「保険で新車同様に修理してもらえる」と信じている人もいるほどです。

そのために修理額に対する認識に差が生まれ、もめ事に発展してしまうわけです。そんなときアジャスターは自動車に関する専門知識や経験を活かし、さらに熱意と誠意で説得にあたらなくてはなりません。常に公正・中立な姿勢を貫くことも重要です。

その結果、うまく話をまとめることができたときは大きな達成感が得られます。“人の失敗の後始末をする”という見方ができなくもない仕事ではあるのですが、だからこそ“誰かがやらなくてはならない”という使命感が求められるのです。そうしたプライドが大きなやりがいと言えるでしょう。

まとめ

交通事故という大きなトラブルの後始末を担うアジャスター。目立つことのない、縁の下の力持ちの仕事ですが、技術的知識、法律的知識、経験、対人折衝力といった点で高い専門性が要求されるプロフェッショナルであることは間違いありません。やりがいも十分です。

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