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注目記事2019.4.24

アクチュアリーという生き方を考える

改めていうまでもありませんが、“金融=文系”というわけではありません。理系出身者にも活躍の場は多数用意されています。特にフィンテックに代表されるデジタル・イノベーションの時代を迎えた今、テクノロジーに精通し、ロジカルな発想力を持つとされる理系人材への期待は、かつてないほど大きくなっています。

一方で、金融の分野でも以前から“理系人材ならでは”といわれてきた職種があります。それがアクチュアリーです。

未来を予測するプロフェッショナル

弁護士や会計士と比べても圧倒的に数が少ない専門職、それがアクチュアリーです。

アクチュアリーとは、将来の不確実性を分析・評価する専門家。例えば「ある年齢での男性の死亡率は何%か」といったことを計算してはじき出す、数理のプロフェッショナルです。

誰にとっても“将来”とは不確定なものであり、常に“万が一”のリスクを抱えながら生きています。とはいえ、“死”は誰に対しても確実に訪れる未来です。そうした将来の出来事が、いつ発生するかを予測するのがアクチュアリーです。

アクチュアリーが誕生したのは17世紀のロンドンとされています。当時、「仲間に万一の不幸があっても、遺族が生活できるよう、みんなで毎月一定のお金をプールしておこう」という制度を考えた住民がいました。生命保険の誕生です。

ところが誰かが亡くなるたびに組合員が減り、毎月の掛け金は上がる一方。結局、この制度は廃止されてしまいました。その後に誕生したのが“誰もが一律に同じ金額をプールする”のではなくて“年齢や加入期間に応じて支払額などを柔軟に変えていく”というシステム。現在の生命保険の仕組みそのものの制度です。

この仕組みを始めるに際して、毎月の支払額を算定する人間が出現しました。それが世界最初のアクチュアリーだったのです。

専門性を活かして貢献する

この背景からもうかがえるように、現在もアクチュアリーが活躍する分野は保険の領域が中心です。

●生命保険アクチュアリー
人の生存や死亡、疾病などのリスクに備えて将来の保障を提供するのが生命保険。その中で適正な保険料の算定や将来の保険金の支払いに備える準備金の評価などを行っているのが生保アクチュアリーです。

●損害保険アクチュアリー
自動車保険や火災保険、地震保険など、その発生率を適正に評価して保険料を決定するのが損保アクチュアリーです。リスクの内容や発生頻度は時代とともに大きく変わり、それに対応して損保商品の種類も多様化しています。アクチュアリーの存在はますます重要になっています。

●年金アクチュアリー
企業年金の分野においてもアクチュアリーが活躍しています。企業が従業員を対象として実施する年金が企業年金ですが、その際の掛け金や積立水準などを算出するのがアクチュアリーの役目です。企業年金制度は企業財務に大きく影響すること、人事戦略の要であることなどから、年金アクチュアリーの存在感は非常に大きいといえます。

アクチュアリーという仕事の魅力は、なんといっても数理的な素養という専門性を活かしながら、社会的にも影響の大きな業務に就けるということでしょう。生命保険、損害保険の加入者はもちろんのこと、保険会社の収支や財務状況にも大きく関わることになります。若くても会社の経営戦略に影響を与えるような仕事ができることは、非常に大きなやりがいです。

なお、日本では「日本アクチュアリー会」の正会員をアクチュアリーと呼ぶのが一般的です。正会員になるには日本アクチュアリー会の実施する試験に合格することと研修を受講することが必要で、これからアクチュアリーを目指す方は、まずこの試験に合格することが最初の目標となります。

最近では学生時代に試験に合格して社会人になってからの勉強の負担を減らそうと考える人が増えています。かなりの狭き門ではあるのですが、文系出身で合格している人もいます。

さらに広がるフィールド

アクチュアリーが伝統的に活躍するのは、先にご紹介した生命保険、損害保険、年金の三分野です。しかし、その専門性を活かすことで最近では活躍分野も大きく広がっています。

例えば保険会社の経営や商品開発などのコンサルティングを行う外部コンサルタントや、監査法人として保険会社の財務状況の外部監査を担うケースがあります。また、統計的手法の発展や今後のAIの浸透により、データサイエンスの分野で活躍するアクチュアリーが増えてくるのでは、とも期待されています。

アクチュアリーが社会の中で果たす役割は、今後さらに広がっていくことでしょう。

まとめ

数理的な専門性を発揮して、保険や年金の分野で活躍するアクチュアリー。企業経営にも深く関わることのできる、やりがいある仕事です。

今後、活躍の場はさらに広がっていくとみられており、将来性はかなり有望です。難関と言われる試験に合格することがそのスタートとなるため、学生時代から試験準備を始める人も少なくありません。

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