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注目記事2019.4.17

メガバンク、新卒採用3分の1報道に見る真実

就活シーズンもいよいよピーク。説明会に足を運んだり、エントリーシートを提出したりと、新4年生は忙しい毎日を過ごしていることでしょう。スケジュール調整や体調管理には、どうぞお気をつけて。

その様子を見ながら、新3年生は「次は自分だ」と気を引き締めていることと思います。ぜひ早めの準備を心がけてください。

そんな中で、先日気になるニュースが飛び込んできました。新聞を読んで、新4年生はもちろんのこと、新3年生もドキッとされた方が多いと思います。「三菱UFJ銀行が20年春の新卒採用45%減へ」というニュースです。

リーマンショック前の3分の1に削減

ネットで配信されたのは4月1日だったことから「エイプリルフールだったらいいのに」と思った方もいらっしゃるかもしれません。

ニュースの内容は「三菱UFJ銀行は2020年4月入社の新卒採用数を前年比45%減の約530人とする方針を固めた」というものでした。当初は3割程度の削減とみられていたのですが、それよりも大幅に増え、一気にこれまでの半数近くまで採用を減らすことになります。

こうした方針は三菱UFJ銀行だけではありません。

みずほフィナンシャルグループでは、既に2019年入社の新入社員を前年から半減。2020年春の採用はさらに2割程度減りそうです。三井住友銀行も2019年で前年比17%減となり、2020年はさらに1割減の方針。

3メガバンク合計で、2020年の新卒採用は前年から3割減の1700人から1800人程度になりそうで、これはリーマンショック前の約3分の1という衝撃的な数字です。

もちろんこうした報道は突然のものではなく、これまでにもメガバンクの採用減については何度も報じられてきました。いったいその背景には何があるのでしょうか。

経営環境の激変が大きな要因

新卒採用減の理由としては、メガバンクの経営環境が厳しさを増しているということに尽きるでしょう。

日銀のマイナス金利政策によって、“広く預金を集めて企業に融資する”という従来のビジネスモデルでは収益を上げにくくなってきました。また、インターネットバンキングの浸透によって窓口業務の存在理由も薄れてきました。そこに加えてロボティクスの登場で、定型的な業務の大幅な効率化が進められています。データの集計や入力、契約内容の照会といった単純業務には人手が不要となったのです。

さらには急激なキャッシュレス化や異業種の銀行業務への参入も、メガバンクの経営環境を厳しくしています。

今後はAIの本格的な導入が進むことで、融資業務なども大幅に自動化が進むでしょう。また、経営のスリム化のために支店の統廃合に拍車がかかることも、採用の抑制につながっていきます。

つまりメガバンクの新卒採用削減は決して一時的なものではなく、構造的な要因によるものだということです。この大きな流れを、まずはしっかりと認識することが大切です。

志ある人材にとっては、むしろチャンスに

注意していただきたいのは、見た目の数字にとらわれてはならないということです。

採用減の背景を考えると、今後削減されていくのは単純作業や事務作業を担う部分であるということがわかります。よく「銀行の仕事の7割は事務仕事」と言われますが、そうした業務はロボットやAIに置き換えられるものの、総合職が担うような戦略的な業務、営業的な仕事は依然として人間が担うことになります。

特に金融 + ITのフィンテックへの取り組みについては重要な課題ですから、理系人材、いわゆるデジタル人材がますます必要になってくることは間違いありません。

メガバンクの採用減の影響もあってか、金融業界を志望する人は減っていて、各就職人気企業ランキングでもメガバンクの順位は下がっています。しかし全体的な採用数が減ったとしても、志望する学生の数が減っていくことで門戸は広がり、採用チャンスは高くなっていくとも言えるでしょう。

表面的な情報に振り回されず、“求められる人材はどう変わったのか”“どんな業務にチャレンジできるのか”という本質をとらえて、判断することが重要です。

まとめ

メガバンクの新卒採用数が大幅に減少し、ピーク時の約3分の1となる見通しです。背景には銀行の経営環境が厳しさを増していることがあげられ、今後もこの傾向は続くでしょう。

ただし、デジタル人材など、今後のメガバンクの戦略に不可欠な人材へのニーズは高まる一方です。

変革期は、大きなチャンスの時。表面的な数字にまどわされず、自分ならではの確かな“軸”を持つことが大切です。

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