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注目記事2018.12.5

幸せな社会づくりに貢献するESG融資

AKBやTPPなど、世の中にはさまざまなアルファベット三文字があふれています。その中で比較的新顔といえるのが、ESGです。いったい何の略称か、ご存じですか?

正解は「環境(Environment)」「社会(Social)」「企業統治(Governance)」の頭文字。実は今、このESGは金融業界でも重要なキーワードの一つとして注目されています。

持続的な社会実現のために

近年、ESGは企業を評価する大切な指標として使われています。

例えば、「E」は地球温暖化対策にどう取り組んでいるか、「S」は女性の活用が進んでいるか、「G」は取締役の構成は適切か、などといったことを目安に企業を評価しようとする考え方です。

ESGが注目されるきっかけは2006年のことでした。

当時のアナン国連事務総長がニューヨーク証券取引所で「金融が世界経済を動かしているが、投資判断の過程で環境・社会・企業統治への考慮が欠けている」と説いたのです。これを噛み砕いて言えば「持続的な社会の実現のための経済の仕組みを考えよう」というわけで、その基準がESGということなのです。

SNSの普及が大きな後押しに

ESGへの取り組み自体は、企業の短期的な売上増や利益増に直結するものではありません。しかし、ESGに十分配慮して事業を行っている企業は、長期的な目で見れば着実に成長・発展していくことが期待されるでしょう。そのためESGは、リスクの低い安定した投資先を見分ける手がかりともなっています。

SNSの普及がESGへの注目度を高めたという指摘もあります。

今や企業の不祥事の情報は、距離や時間の壁を越えて瞬く間に拡散され、株価を大きく左右してしまう時代です。環境保護に反するような事業内容や、女性の活用を阻害するような取り組み、ワークライフバランスを踏みにじるような制度などが発覚すれば、それは企業経営に大きな打撃を与えかねません。例えば、「過度なサービス残業が横行している」という風評が広まれば、一気に消費者の不買運動に結びつくことだってあり得るのです。

その意味ではESGは企業にとって重要なリスク対策でもあるといえます。

金融機関の融資判断にも影響

ESGへの取り組み度合いを判断して投資に反映させることを、ESG投資と呼んでいます。同様に、銀行などの金融機関が企業への融資を行う際にESGを一つの判断基準にしようという動きも活発になってきました。これを「ESG融資」と呼びます。

後押ししているのは、環境省の「ESG金融懇談会」です。これは金融市場のプレーヤーが一堂に会して国民の資金を「気候変動問題と経済・社会的課題との同時解決」、「新たな成長」へとつなげる未来に向けた強い意思を共有し、議論するための場で、環境省が2018年1月に設置しました。

この「ESG金融懇談会」が提言したのが、融資においてもESGへの配慮を促していくことが地域の社会・経済課題を同時に解決することにつながるという視点です。例えば、再生可能エネルギー事業、省エネルギー事業、リサイクル事業などの事業に対して積極的に融資を行うことで、持続可能な社会の実現と地域経済の発展を両立させようというわけです。

特に地方では、ヒト・モノ・カネが金融機関に集中しており、そのリソースをいかに地域活性化に有効活用するかが大きな課題となっています。その際に必要となるのが、金融機関と地域社会が同じ価値観や考え方を共有することです。そうしたリレーションを実現する際にESGは有効となるでしょう。

もちろんその取り組みは、同時に金融機関自身にとっての新たなビジネスチャンスの創出につながります。企業と地域社会、さらに金融機関自身のWin-Win-Winを実現するために、ESG融資には注目したいところです。

まとめ

企業が「環境」「社会」「企業統治」にどのように取り組んでいるかを判断するESGという指標が注目されています。特にSNSの普及が、ESGの与えるインパクトを高めています。

さらに現在では金融機関が融資を行う際にESGを一つの判断基準として重視しようとする流れもあります。今後、ESG融資の広がりに期待が集まります。

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