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注目記事2018.10.24

眠ったままの銀行口座が消えてしまう?

今年になってニュースを賑わせた話題の一つが「休眠口座」。文字通り眠ったままで利用されなくなった銀行口座のことです。休眠口座自体は昔からよくある存在で、二つ、三つと複数の銀行口座が眠ったままの人も珍しくありません。

では、なぜ今年になって改めて休眠口座が注目されるようになったのでしょうか。

新しく銀行口座を開くとき

将来、皆さんが就職して社会人になったときにする最初の仕事の一つが、“銀行口座を作る”ことです。理由はもちろんお給料を振り込むためです。

電子マネーでの支払いも話題になっていますが、実際はまだ少し遠い未来の話のようで、お給料は口座振り込みが当分続くでしょうから、受け取るための銀行口座は必須となります。

ちなみに、かつてお給料は現金での支給が当たり前でしたが、それが銀行振り込みに変わったのは、1975年の「三億円事件」がきっかけだったということは、以前ご紹介しました。もちろん、どこの銀行口座でも問題なくお給料は受け取れるのですが、だからといって好きな銀行の口座を用意すれば事足りるというわけではありません。そこには“大人の事情”が存在します。

よくあるのが特定の銀行系列の企業に入社した場合。当然のことながら、同じグループ銀行の口座を作ることが推奨されます。また、系列ではなくても取引銀行に配慮して、その銀行の口座を作ることが求められるのもよくあることです。いわゆる“忖度”ですね。

さらには大きな取引にからんで、特定の銀行の口座を作るような場合もあります。“バーター”のケースです。給与の振込先が同じ銀行だと振り込み手数料が削減できますし、管理上も何かと便利です。ですからここは、法的な根拠はともかく、新人の立場としては素直に会社の指示に従うというのが一般的でしょう。

休眠口座が増えていくワケ

こうして新しくお給料のための口座を作ったとき問題になるのが、それまで使っていた別の銀行口座の存在です。いくつもの口座を管理するのは面倒ですから、お給料用の銀行口座に家賃や光熱費、スマホ通信料などの引き落としを集約させ、クレジットカードの引き落としなどもまとめてしまうのが一般的。いわゆる“メインバンク”となるわけです。

そうすると以前使っていた別の銀行の口座は次第に使わなくなり、数年もしたらその存在をすっかり忘れてしまうことだってあります。実際、社会人も中堅となると「全メガバンクと地元の地銀の口座を持っている」という強者も珍しくありません。決して人ごとではなく、皆さんも遠い将来にはそんな強者になる可能性を持っているのです。

もし転職をすることになったら転職先でも新しい銀行口座が必要になりますし、結婚などで退職してそれまでの口座を使わなくなることもあります。 こうして使われなくなってしまった銀行口座が休眠口座。金融庁によれば休眠口座は年に約700万口座もあるそうです。

ほとんど使われなくなったために休眠口座となったわけですから、基本的に残額はごくわずか。数百円から数千円というケースが多いようです。使わなくなったなら解約すればいいのですが、「いつかそのうち」と先延ばしにするうちに忘れてしまったり、そもそも面倒だからとほったらかしにしたり。

休眠口座にこうして発生したお金は休眠預金と呼ばれ、金融庁によるとその額は2017年で約1270億円にも達しているそうです。 まさに「チリも積もれば山となる」そのものですね。

眠ったままにしておくとお金が消えていく?

いくら休眠口座だからって、これだけのお金をほったらかしにしておくのはもったいない話。

そこで金融庁では、「休眠預金等活用法」という法律が2018年1月から施行されました。これは文字通り、休眠預金のお金を民間公益活動に活用できるようにする法律で、その対象は10年以上取引のない口座。つまり2009年1月以降、まったく利用していない銀行口座がその対象となります。

ただし、休眠預金が没収されるわけではありません。いつでも請求すれば払い戻しされます。もっともその銀行口座の存在自体を忘れてしまったら請求どころではありませんから、やはり自分の口座は自分でしっかりと管理しておくことが大切です。

皆さんが社会人になって、やがて10年という節目を迎えたら、ぜひこの話を思い出し、休眠口座を持っていないか確認していただければと思います。

まとめ

いつの間にか使わなくなってほったらかしになってしまったのが休眠口座。人によってはいくつも休眠口座を持っている場合があります。

ただし、10年間ほったらかしにしておくと「休眠預金等活用法」という法律によって、公共的な目的で利用されてしまう可能性が…。“まあいいや”でほったらかしにせず、銀行口座はしっかり管理しておきたいものです。

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