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注目記事2018.8.29

多様化するリスクに備える損害保険

人生にあふれている様々なリスク。それらを軽減するために不可欠なのが損害保険です。自動車保険や火災保険、地震保険、旅行保険などが代表的なものでしょう。

社会が複雑化するとともにリスクも多様化し、最近では新しいタイプの損害保険も登場し、話題を集めています。特に金融行政の規制緩和によって拍車がかかったことで多様化は急速に進んでいます。

“ネット炎上”に備える保険とは

デジタル化に伴って損害保険各社が力を入れているのが、サイバーリスクに備えた保険です。サーバーへの不正アクセスに伴う情報漏洩事件などは既に珍しいものではなくなり、どんなに対策を講じたとしてもサイバー攻撃を完全に防ぐことは難しいとされています。特にマイナンバー導入後はその管理が義務化され、個人情報の保護に対する認識も一気に高まりました。

そこで注目されているのが「サイバーリスク保険」です。

「サイバーリスク保険」では、情報漏洩などの被害が起きたときに保険金が支払われるほか、被害を最小限に食い止めるためのアドバイスや広報対応、コールセンター設置のアドバイスなど、広範なコンサルティングサービスを提供してくれる保険もあります。

特に、サーバーセキュリティに十分なコストをかけづらい中小企業にとっては力強い味方となっているようです。ただし注意したいのは、情報漏洩などで企業のブランドイメージが落ちたとしても、その点は補償されないということです。

同じようにネット時代の経営リスクとなっているのが、いわゆる“ネット炎上”です。従業員が「タレントの○○さんがカップルでお店に来た」とSNSに投稿して炎上したり、食品から虫が出てきたという画像が投稿されて炎上したり…。個人のちょっとしたつぶやきでも、従来では考えられないほど企業イメージを傷つけてしまうようになりました。

そうしたリスクに備えるために開発されたのが「ネット炎上保険」です。主に対象としているのは外食チェーンやコンビニなどBtoCビジネスを展開する企業。「ネット炎上保険」では、拡散防止や原因調査などの費用や記者会見の費用など幅広く補償してくれます。

ただし、この場合もブランドイメージ損失に対する補償はされません。

異常気象も現代の大きなリスクに

話は変わりますが、今年の夏は暑かったですね!
酷暑の影響は大きく、今や異常気象も企業にとって無視できない経営リスクとなりつつあります。

異常気象に備える保険として主流になりつつあるのが「天候デリバティブ」という金融保険です。通常の保険は火災や自動車事故などの損害額が確定してから保険金が支払われますが、「天候デリバティブ」では一定の基準を満たした場合にあらかじめ定められた補償金を受け取ることができます。天候による被害額を算出するのは困難であるため、「天候デリバティブ」による補償の方が短期間で保険金を受け取れるというメリットがあります。

同様に新型インフルエンザの大規模な流行、いわゆるパンデミックに備える保険もあります。

これは、製造業ならば工場の一時閉鎖、旅行や運輸業界ならば利用客の減少に備えた保険です。これも「保険デリバティブ」と呼ばれるもので、損害額を確定することなく保険金が支払われるというメリットがあります。これら異常気象やパンデミックに備えた保険が注目されているのも、企業活動を取り巻くリスクが多様化していることの表れと言えるでしょう。

多様な働き方を応援する保険

一方、個人の働き方が多様化してきたことに応える保険も登場しました。

その代表がフリーランスに向けて最長70歳まで所得を補償する保険です。国内で特定の企業などに属さないフリーランスは1,100万人を超えるとされていますが、収入が不安定で病気や怪我をして働けなくなった場合の不安が大きいというのが共通の悩み。

この保険はそうした悩みに応えるもので、働き方が多様化するにつれて今後ニーズは高まっていくものと考えられます。

また、高齢化が進んで年間約10万人が親の介護のために離職や転職を余儀なくされる中、親の介護費用を補償する保険も登場しました。自分が要介護状態になったときに備える保険は従来もありましたが、この保険は親の介護費用に備えることで、介護のために離職する必要が減ると期待されています。企業が保険料を負担すれば、人材を失うリスクが低減できます。

まとめ

多様化するリスクに備えて誕生する新型の保険商品。少子高齢化に伴って国内の保険市場が縮小する中、損害保険各社とも新たなニーズの発掘に懸命です。

今後も従来の保険ではカバーできなかったリスクに対応した新しいタイプの保険が登場してくることでしょう。

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