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注目記事2017.11.1

ネット保険って何が違うの?

インターネットを通じて申し込みや見積もり依頼ができるのがネット保険です。テレビで盛んにコマーシャルをしていることもあって、今ではすっかりおなじみの存在になりました。「安くてお得」というイメージを持っている方も多いと思います。右肩上がりを続けるネット保険について、改めて考えてみます。

保険の販売はGNPからGDPへ

ネット保険が注目されるきっかけとなったのが、2008年に営業を開始したライフネット生命保険。ネット保険の草分けとされる同社の成功が刺激剤となり、2010年代に入って各社の参入が相次ぎました。今では過当競争の時代を迎えています。

従来の保険は、セールスレディなどの保険販売員から説明を受けて加入するケースがほとんどでした。しかし保険業法の改正(1998年)に伴って保険の自由化が進み、インターネットや通販などの新しい販売経路が誕生しました。

皆さんは「保険のGNP」という言葉をご存じでしょうか。

GNPとは、国民総生産のことではありません。義理(G)・人情(N)・プレゼント(P)のことです。 人のつながりを大切にして保険のメリットを伝えていくという、人的コミュニケーション重視の営業スタイルです。保険というのは目に見えない商品なので、特徴や他社との違いがわかりづらいものです。だから、フェイス・トゥ・フェイスの営業が効果を上げていたわけです。

それに対して、最近言われるようになったのが「保険のGDP」です。

こちらは、銀行(G)・ダイレクト(D)・プレイス(P)のGDP。 プレイスとは「保険の窓口」に代表されるような来店型のショップを通じて販売するケースが増えていることを示します。そしてDが、直販やインターネット。ネット保険がこれにあたります。

GNPからGDPへ。これが21世紀に入ってからの保険の大きな変化です。

ネット保険のメリットとデメリットは

ネット保険の最大の強みは、安さです。
一般的に保険料は、保険金などの支払いに充てられる「純保険料」と、設備・人件費・宣伝などに充てられる「付加保険料」によって成り立っています。

ネット保険は大量のスタッフを抱える必要がなく、店舗を持たないケースもあることから「付加保険料」を大幅にカットでき、それが保険料の安さに跳ね返っています。

さらに販売員との折衝などの対人関係の気疲れがなく、自分の都合のいい時間帯に見積もりがとれるなどの手軽さも若い世代を中心に評価される原因となっています。

一方でデメリットもあり、販売員の説明なしでも加入できるように保障内容をシンプルにしたために商品の種類が少ないこと、加入者も商品についての知識が必要なこと、気軽に申し込めるだけに審査が厳しいといった点がマイナス面としてあげられます。

現在は一時的な停滞期? それとも…

このネット保険について、保険会社の戦略という視点で眺めてみましょう。

販売チャネルが多様化することは基本的に消費者にとってはメリットとなります。しかし、人とのつながりや義理人情を大切にする日本人の国民性から、GNPに支えられた従来型の販売戦略が今後も主流になるとみられています。

実際、ネット保険の先駆者であるライフネット生命保険は、2015年に対面販売も始めました。その理由としては、都市部から全国へと販売を広げていくに伴い、ITリテラシーの高い顧客ばかりではなくなってきたことがあげられます。他の保険会社でも地方銀行と提携して窓口で販売するケースが見られます。

加えてネット保険そのものがプレーヤーの増加によって競争が激化し、ネット販売だけで契約を増やしていくことには限界が生まれつつあることも理由です。

こうした流れから、現在はネットとリアルの垣根が崩れつつある状態とみていいでしょう。

その一方で、ネット保険の成長が鈍化しているのは一時的な「踊り場」という指摘もあります。特に若い世代にとってインターネットはごく日常的なツールとなっており、これから先、生まれたときには既にネットが生活の中にあったような世代が保険加入年齢を迎える頃には、保険にはネットで加入するのが一般的になっている可能性もあるからです。

この世代はネット取引に伴う自己責任の原則に対しても十分理解し、リスクテイクすることへの抵抗も低いため、潜在顧客として非常に有望です。

こうしたことから長期的な見方では、ネット保険は今後もじわじわとビジネスを広げていくと考えられます。

まとめ

安い・手軽などのメリットが評価され、急成長を続けるネット保険。義理などを重視した従来型の販売方法にかわって支持を伸ばしています。

一方で、ネットに精通した消費者ばかりではないことから、現在は店舗での販売も行うなどリアルとの融合が進んでいます。

長期的に見ると、今後は日常的にネットでの取引を利用する層が保険加入年齢になってくることから、ネット保険の市場はさらに広がるのではないでしょうか。

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