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注目記事2017.9.13

フィンテックは未来をどう変えるか

皆さんご存じのように、金融(ファイナンス)と技術(テクノロジー)を組み合わせたのがフィンテック。ITを活用することで金融の世界を変えていこうというイノベーションです。今やフィンテックは一過的な流行ではなく、金融システムや社会を一変させるポテンシャルを持っていると認識されています。フィンテックは、私たちの未来をこれからどのように変えていくのでしょうか。

生活の小さな習慣から変わっていく

フィンテック関連の新しいサービスとしてよく知られているのが「Acorns」というサービスです。これはアメリカの証券会社が開発したもので、ちょっとした買い物の際に端数を貯めてくれるという、ただそれだけのアプリです。

例えばコンビニで400円の買い物をして500円玉を出し、お釣りの100円玉を自動的に貯金してくれる感じです。毎月、収入の2割を貯金しなさいと言われると「自分には無理」と思う人が多いでしょう。ところがこのアプリを使えば、無意識のうちにそうした貯金が可能になります。一時期、小銭入れの中に残った500円玉を貯金箱に入れる「500円玉貯金」というものがはやりましたが、あれに近いかもしれません。

ただし、これが可能なのはクレジットカードで買い物をするから。ご存じのようにアメリカはクレジットカード社会で、少額での買い物にもクレジットカードが当たり前のように使われています。端数を自動的に貯める「Acorns」のサービスも、抵抗なく利用できます。

それに対して日本では現金で支払うケースがまだほとんど。Suicaなどの電子マネーはずいぶんと普及してきましたが、それでも圧倒的に現金での決済が利用されています。これは現金を安心して持ち歩ける日本の社会の治安のよさの表れでもあるし、“借金”を嫌う日本人の国民性の表れでもあるでしょう。

フィンテックが社会をどう変えていくかを考える際は、このように社会や国民性のあり方なども考慮する必要があり、未来図を描くことはそう簡単ではなさそうです。

政府が推進するキャッシュレス化の動き

しかし、フィンテックの与えるインパクトが社会を変えつつあるのは間違いなく、私たちの生活は今後大きく様変わりしていくことが予想されます。 一つのきっかけになりそうなのが、2020年の東京オリンピックです。日本政府では2014年に取りまとめられた「日本再興戦略改訂2014」において、「2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催等を踏まえ、キャッシュレス決済の普及による決済の利便性・効率性向上を図る」と打ち出しました。外国人観光客の増加や地方の買物弱者の増加などにとっての利便性や安全性の向上を図るため、キャッシュレス化を推進しようというわけです。

面白いことに、2014年というと米国を中心にフィンテック関連の投資が爆発的に推移した年です。この年に日本政府がキャッシュレス決済の普及に力を入れていくと宣言したことは、非常に象徴的です。(※1図)

金融には「貸す」「借りる」「支払う」「受け取る」「増やす」などの機能がありますが、今後はそれぞれについてフィンテックの存在感が高まっていくと予想されます。

銀行はフィンテックに飲み込まれるのか

フィンテックが変える未来としてよく指摘されるのが、銀行のあり方が変わっていくということです。
例えば、上記のキャッシュレス決済が進んでいくことで現金を出し入れする機関としての銀行の役割は減少するでしょうし、ATMも少なくなっていくでしょう。インターネットを介して広く投資を募るクラウドファンディングを利用すれば、銀行から融資を受けずに事業を行うことができます。

あるいは、富裕層を対象にしていた資産運用のアドバイスも、AIを活用すれば圧倒的な低コストで誰もが利用できるようになるでしょう。

こういったサービスはビッグデータやAIといった先端技術を有するIT企業の得意分野ですから、将来的には銀行の競合はGoogleなどのIT企業になるかもしれません。もちろん従来の金融機関も手をこまねいているわけではなく、フィンテック時代にふさわしいサービス開発を行い、生活者の利便は向上するはずです。何よりも、日本の社会では銀行の持つ信頼性は圧倒的ですから、フィンテックが銀行を飲み込むのではなく、銀行がフィンテックを取り込んで今まで以上の存在感を発揮するようになるかもしれません。

まとめ

フィンテックは金融システムや社会のあり方を一変させる可能性を秘めたイノベーションです。産業革命に匹敵するポテンシャルを持っているといってもいいでしょう。例えばキャッシュレス化など、既に私たちの生活の周りにもその波は押し寄せています。今後、フィンテックが社会をどう変えていくか、そのダイナミックな動きを見守りたいと思います。

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