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注目記事2017.4.12

就職先で人気のメガバンク、大量採用・大量退職は本当?

毎年、就職希望企業ランキングで上位を占める銀行ですが、「新卒を大量に採用するが、その後に辞める人数も多い」といったイメージをおもちの学生さんも多いのではないでしょうか。このようなイメージは「大量に退職するから大量に採用する」といった議論を呼び、メガバンクをはじめとする大手銀行は「仕事が過酷すぎる」という意見もあります。果たして、これは本当なのでしょうか? 

メガバンクは新卒採用数が多いが…

『就職四季報2017年版』によると、全国の企業1,260社にアンケートを実施した「新卒採用数が多い200社ランキング(2016年4月入社)」のうち、上位3位が以下の通りメガバンクとなっています。

1位 みずほフィナンシャルグループ(1,920名)
2位 三井住友銀行(1,800名)
3位 三菱東京UFJ銀行(1,300名)


ほかにも、りそなホールディングスが5位(850名)、ゆうちょ銀行が25位(460名)など、メガバンクをはじめとする大手銀行が採用者数の上位を占めています(※1)。

一方、同じく『就職四季報2017年版』では、「入社3年後の離職率が低い」トップ200社も紹介しています。これによると、銀行だけでなく損保や証券といった金融関連企業は、いずれもランキング外という結果になっています(※2)。

このようなデータだけを見れば、メガバンクには「大量採用・大量退職」といった図式があるような見方もできるのは確かです。

なぜ大量採用するのか?

では、メガバンクなど大手銀行は、なぜ多くの新卒者を採用するのでしょうか? 理由は、まず企業規模の大きさにあります。大企業は、銀行に限らず多くの採用者を募る傾向にあるのです。

前述の『就職四季報2017年版』によれば、2016年4月の新卒入社数4位はメーカーの三菱電機で910名、6位は建設業の大和ハウス工業で800名と、業種を問わず採用者はかなり多いと言えます。規模が大きい企業では、それだけ多くの人材も必要なため、自ずと採用者数が多くなるのです。

また、多様な業務を行っていることも理由のひとつです。ご存じの通り、銀行の基本業務は預金として集めたお金を、設備投資したい企業や住宅購入をする個人などへ貸し出すことです。

ですが、特に最近のメガバンクなどでは、グローバル化する経済環境に対応するため、M&A(企業買収)や海外への拠点開設など業務の幅を広げてきています。そのために、より多く、より多様な人材が必要になってきており、採用人数が多い理由には、こういった背景があると言えます。

仕事はハード?

銀行、特にメガバンクは、「仕事がハードなために辞める人が多い」といった指摘もあります。労働時間を見ると、一般的には8:30頃に始業し、17時まで勤務となっていますが、渉外担当や融資担当など一般企業を相手に営業をしている社員は、クライアントの予定に合わせてスケジュールを調整しますので、17時以降から資料作成、打ち合わせをすることも珍しくありません。クライアントへの提案資料を作成するため、夜遅くまで残業することもあります。

窓口で働いている社員も毎月の「5日、10日、15日、20日、25日、月末」といったキリの良い日(五十日:ゴトウビ)に多くの企業が「家賃・税金の引き落とし」や「給与の振込み」を設定していることが多く、業務も大変多くなります。

また、銀行では始業前もしくは終業後に検定試験や資格試験のための『勉強会』などがあり、休日も資格試験の勉強に充てる社員もいるようです。いずれにしても業務時間外の時間的拘束が増えてしまう傾向があるようです。

経済活動に不可欠なお金の流れに関し重要な役割を果たし、融資の額やその有無などで取引先企業の業績が左右されるなど、銀行の業務は社会的な影響力と責任があるゆえに業務もハードな一面があると言えるでしょう。

そのため、銀行の仕事では質・量ともに高次元なものを求められるケースも多いのは確かです。例えば、企業に対して融資を検討する際に、銀行からの融資がないと倒産する企業も多くあります。当然、銀行としても利益を上げなければならないので、資金繰りが難しいと判断した企業には融資を打ち切るといった厳しい決断を強いられる場合もあります。それはそこで働く社員とその家族の人生を左右する重大な決断をしなければならないということになります。取引量が多く規模も大きいメガバンクならなおさらです。

しかしながら、大企業であれば社会的役割が大きく仕事が忙しいのは、多少の差はあるでしょうが業種を問わず同じです。メガバンクだけが特にハードであるとは言えません。

また、最近は政府が推進する「働き方改革」などにより、三菱東京UFJ銀行や三井住友銀行などが在宅勤務を認めるなど、メガバンクはじめ銀行各社でもワークライフバランスの改善に取り組んでいます。今後は、従来あった長時間労働などの問題も徐々に改善され、より働きやすい職場環境になっていく方向性だと言えます。

キャリアプランをまず考える

メガバンクが就活生に人気なのは、

「社会的なステータスがある」
「給与が高い」
「安定している」
といった理由などからだと推察できます。確かに入社すれば世間体がよく、倒産などの可能性も他業種に比べると少なく、給与も比較的いいと言えます。

メガバンクの採用数が多いのは前述の通りですが、応募者数はさらに多く、倍率は数十倍という狭き門です。それを必死にくぐり抜けてようやく入社してみると……前述のような忙しさや社会的に重要な役割を果たすプレッシャーなどで、「イメージと違った」と辞めてしまう人も多いようです。

まずは、「自分が将来どんな仕事をし、どのように社会へ貢献できるか(したいか)?」といった自分のキャリアプランを検討するべきです。そして、もしそういった自分のプランとメガバンクがうまく合致し、多少ハードでも社会的意義がある仕事をしたいのであれば、ぜひ積極的にトライして下さい。社会的体裁(ブランド)や給与、安定といったことは、後からついてくるものなのです。

まとめ

銀行では、社員になると銀行業務検定やファイナンシャル・プランナーなどの資格取得を求める場合があります。そのため、入社1年目から日頃の業務のノウハウを身につける以外にも、勉強しなければならないことが多くあります。

また、最近ではフィンテックやビッグデータ、AIなど最新テクノロジーの台頭により、銀行の業務は従来とは全く異なった新しい変革を求められてきています。

「資格の取得は将来のキャリアアップに繋がる」、「最新テクノロジーは新しいビジネス開拓のチャンス」といった、積極的な思考をあなたがもし持っているのであれば、メガバンクはじめ大手銀行は最適な職場のひとつだと言えます。

ぜひ、果敢にチャンレジすることをおすすめします。

出典
※1:東洋経済ONLINE
最新!「新卒採用数が多い」200社ランキング
※2:東洋経済ONLINE
最新!「3年後離職率が低い」トップ200社

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