生産技術職

１.製造現場での新製品の試作・製造指導
フィルム・接着剤・インキなど、新しい素材を導入する際や新たな設計のパッケージを作っていく場合、それらが実用できるものとなるには、作業者、その管理者、営業そしてお客様と連携して何度も何度も繰り返し試作を重ねます。生産技術職はその中で、製造工程全体を把握する立場で試作品の仕様書（包材の設計図のようなもの）の作成を行い、製造担当現場への製造指導を行います。

２.不良品撲滅のための予防措置
日々製造される製品に対して、品質のブレが発生しないよう検査を行います。例えば印刷物の色のブレや汚れ、ラミネート強度不足がないかといった検査内容です。
検査からブレが確認されれば、工場の各工程で作業がルール通りに行われるよう管理します。
また、過去のクレームも踏まえて、製造作業における留意事項を製造工程に落とし込むことも行います。
品質の徹底は外部の協力工場に対しても必須ですので、生産技術部は自社工場以外に対しても管理・指導する役目を担っていきます。

３.不良品発生時の対応と改善処置
どんなに予防措置を徹底していても、クレーム品をゼロにはできないのがものづくりの現場です。
生産技術職はそのようなクレーム品発生時には営業担当者と製造現場の橋渡しとなり、原因究明に当たります。
クレーム品の発生時にはなぜ・どのようにして発生に至ったのか突き止め、お客様にも今後の不安がないように説明・対応を行っていくことが重要です。原因究明後はその改善策を現場へ落とし込んでいくことで今後の品質管理の発展に繋げていきます。この為にも論理的に物事の原因・結果を考える能力が生産技術職には求められます。

当社の中でも特にパッケージの製造工程や素材に関する知識を蓄えて、安定的な品質を守ることと技術的な発展に寄与していく職種になります。