事業内容 |
1958年に創立された沖縄ガスは、都市ガス供給企業として那覇市内の各家庭や事業所にサービスを提供するほか、本島中南部を対象としたプロパンガスの設置を通じて県民の豊かな暮らしに貢献しています。従来型の天然ガスやプロパンガスに加え、水溶性天然ガスやバイオガスという合計4種のガスを取り扱い、「誠実・協調・奉仕」という企業精神のもと、「良質のガスを広く安定供給し、常に保安の確保ならびにサービスの充実に努め、県民生活の向上と地域社会の発展に貢献することを目的とする」という理念実現に向けて力強く前進しています。
また、2016年には県内企業初となる小売電気事業者「(株)沖縄ガスニューパワー」を、イーレックス(株)との共同出資で設立。ガスと電気の両面から、エネルギーのベストミックスの提案を可能としました。病院などの業務用からスタートし、2019年7月には一般家庭用にも参入。重油や石炭の焼却熱で発電機を回し電気を生み出す従来型の火力発電とは異なり、太陽光を活用したメガソーラーや浄化センター由来のメタンガス発電、ごみ焼却炉の熱を活用した発電など、より環境に優しい電力を採用すると共に、利用環境はそのままに現在よりも低価格での供給を実現しています。 将来的には年間50万tを数える生活汚泥や、畜産業から発生する150万tもの糞尿を活用した再生可能エネルギーを生み出すなど、地産地消型エネルギー比率を向上。県内消費を増やし、新たな雇用を生み出すことで沖縄経済の発展に貢献していきたいと考えています。
一方、社内に目を向けてみると、若手を中心にイキイキと仕事に向かう活力あるメンバーが揃っており、OJTやOff-JT、社内外の研修を通じて次世代を担う人材育成にも注力。体系的な教育制度構築に向けても動き出しており、自らの能力・強みを存分に発揮し、大いに成長していただける環境づくりに邁進しています。
昨今、世界中で環境意識が急速に高まり続けており、当社を含めたエネルギー関連企業は変革の時を迎えています。私を含めた経営層も頭を柔らかくする努力を続けていますが、既成概念に囚われない柔軟な思考を持つ皆さまには、当社を大いなる改革へと導いて欲しいと期待しています。伐採が続くやんばるの森を守りたいという当社創立の原点に立ち返り、皆様と共にエネルギーのパラダイムシフトを成し遂げていきたいですね。 <我那覇 力蔵/代表取締役会長> |