中国地方では現在約750万人の人々が生活を営み、そして、その人々の暮らしを支える電気エネルギーは一日平均約900万kWにも上ります。このエネルギーの供給は、主にエリア内に点在する計9カ所の中国電力の火力・原子力発電所から行われています。九動は中国電力の技術協力企業として、この9カ所の発電所のすべてに対して関わり、発電所内の主に発電設備(タービン・発電機など)のメンテナンスを専門的に行っています。また、2011年1月には千葉にも営業所を新設。これまでのノウハウを生かして全国展開を図るべく、その第一歩を踏み出しています。発電設備は人々の暮らしを支えるライフライン維持のために、いうまでもなく非常に重要なものです。九動の使命は、その円滑かつ安全な稼働を根底で支えることにあります。派手さ、華やかさはありませんが、地道に、実直に、果たすべき使命を果たしていく。そこに大きな誇りを持っています。
地域に密着した事業展開
過去10年赤字決算なし
安定した顧客基盤
経験や年功を重視
設立50年以上の企業
私たちの魅力
- 事業内容
- 発電設備(タービン・発電機など)のメンテナンスを専門的に行っています。
九動は、タービン・発電機のメンテナンス工事のプロとして、発電所とともに歩んできた企業です。そして、その事業展開の過程で建設工事、製缶工事についても技術・ノウハウの蓄積を行い、現在では3分野で事業を展開しています。
■メンテナンス工事
タービン・発電機、およびそれらの周辺設備のメンテナンス工事は、九動の主軸となる事業です。数千kWから百万kWまで規模の大小を問わず、またどのメーカーの機器設備であっても対応可能です。主要機器に付属する周辺機器のメンテナンスも含めて完全対応が可能です。
■建設工事
発電所の新規建設や民間企業における工場建設に際して、建設工事そのものも請け負っています。タービン・発電機のメンテナンス工事に付随する事業として実績を重ねてきましたが、施工能力に自信もつき、今後はこの分野でも積極的な展開を図っていきたいと考えています。
■製缶工事
発電所や各種工場に欠かせない配管ですが、この配管の新規敷設、既存配管の修理といった製缶工事も九動の事業のひとつです。さらに、お客様企業からのニーズの高い「溶接」についても溶接士の養成に力を入れ、ご要望にお応えできる体制を徐々に充実させていく計画です。
私たちの仕事
発電所の心臓部であるタービン・発電機のメンテナンスは、何カ月も前から綿密に計画し、万全の準備を整えた後、作業を開始します。作業は、あせらず、ゆっくり、確実に、が基本姿勢。技術者全員が気持ちを一つにして、最高のチームワークをもって進めていきます。
<仕事の流れ>
・分解
電気を作り出すタービン・発電機、その周辺の補機は、何千ものパーツの集合でできています。作業はこれらをまず分解することからはじまります。
平均的な大きさの50万kW級のタービン・発電機で2~3週間程度かかります。
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・手入れ
分解されたパーツを丁寧に手入れする工程です。高速で回転するタービンの周辺にあるパーツは、蒸気中のわずかな不純物によって皮膜が発生したり、場所によっては錆びが発生します。それを丁寧に手入れし、汚れを取り除きます。
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・検査
熱や応力で金属疲労を起こす可能性のあるパーツは、計画に従って検査します。タービンなど重要なパーツはメーカーに戻されて検査されます。
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・組み立て
すべての設備機器、パーツの検査が終了すると、分解された逆の順で組立が行われます。何千ものパーツをボルト一本残さずに組み立てます。ちなみに、組立は分解のときの1.5倍くらいの時間がかかります。
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・試運転
組立た設備機器が正常に稼働するかどうかをチェックします。タービンの回転数、振動値、温度などの正常値を確認します。すべての正常が確認できれば、全工程が終了です。
はたらく環境
- 組織の特徴
- 技術を肌で理解する技術者が一丸となり互いに連携しながら取り組む。
発電機・タービンなど、発電所のいわば核となる機械設備のメンテナンスは、高度かつ専門性の高い技術が必要になります。九動が創業以来、約半世紀にわたる歴史の中で培ってきたのは、経験に裏付けられた独自のノウハウです。「分解」「手入れ」「検査」「組立」「試運転」などの作業プロセスごとにそれらは存在し、そして項目として非常に多岐に渡ります。自社固有のノウハウとして、九動の誇りでもあり、また大きな特徴であるのは、技術を肌で理解する技術者が一丸となり互いに連携しながら、一切のムダなく作業を遂行していくチームスピリットにあります。例えれば、まるで歴史と伝統を誇る常勝プロスポーツチーム。その表現は、決して過言ではないと自負しています。
企業概要
創業/設立 |
設立:昭和37年 |
本社所在地 |
広島県安芸郡坂町横浜中央1-6-30 |
代表者 |
代表取締役社長 下花眞二 |
資本金 |
1,000万円 |
売上高 |
32億円(2020年度実績) |
従業員数 |
212名 (2022年04月現在) |
主要取引先 |
中電プラント株式会社、株式会社東京エネシス、株式会社テクノ東京、山九株式会社、大崎クールジェン会社、東京パワーテクノロジー株式会社、株式会社日立プラントコンストラクション、新日造エンジ株式会社 |
事業所 |
本社(広島県安芸郡)、島根営業所、三隅営業所、水島営業所、玉島駐在所、柳井営業所、小野田営業所、下関駐在所、千葉営業所 |
グループ会社 |
シモハナ物流株式会社、 下花建設株式会社、下花物産株式会社、 電力調査株式会社、シモハナ測量設計株式会社、 株式会社ヒロコン、下花商事株式会社、 株式会社彩喜 |
沿革 |
1962年5月 機械の据付けおよび組立工事業として、福岡県小倉市に資本金50万円にて九州動機株式会社設立。 1965年7月 資本金を525万円に増資 1966年8月 山口県宇部市に本社移転 1990年4月 株式会社九動へ社名変更、現在地に本社移転、小野田支店開設 1990年11月 機械器具設置工事業、管工事業免許所得(広島県知事許可) 1991年2月 協同組合ひろしまテクノシステム設立、九動加入 1992年3月 協同組合ひろしまテクノシステム組合会館完成 1993年5月 資本金を1,000万円に増資 1993年8月 島根・三隅・倉敷・柳井・小野田営業所開設 1995年8月 土木工事業、鋼構造物工事業、とび・土木工事業、電気工事業免許取得(広島県知事許可) 2011年1月 千葉営業所開設 2015年2月 消防施設工事業免許取得(広島県知事許可) 2016年2月 千葉営業所を市原市から木更津市へ移転 |
採用連絡先
株式会社 九動
総務部(採用担当:藤本)
〒731-4323
広島県安芸郡坂町横浜中央1-6-30
TEL.082-820-1120 FAX.082-820-1121
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