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「エアコン」。
これがないと、日本の夏を乗り切るのは厳しくなってまいりました。
皆さまがイメージしているのは、たぶん、ご家庭にある「エアー・コンディショナー」かと思います。
わたしたちが関わるのは、もっと大きな括り、「エアー・コンディショニング」のほうです。
「空気調節」、人呼んで「空調」に携わるお仕事をしています。
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入社を決めた理由を教えてください。
日本のインフラって、マジですごいのでは…
格安航空券に惹かれるように、突発的に海外旅行へと旅立っていた大学時代。
お手頃に楽しみたいから、台湾に韓国に、タイにベトナムにフィリピンと、アジアの東側と南側に降り立っていました。
屋台のご飯に舌鼓、抜けるような青空に、独特の熱気…
ん?”エアコン故障中につき窓全開です”
”停電のためエレベーター使用不可 階段をお使いください”…?
挙句の果てに、「いまシャワーからお湯出ないけど、そういうことだから!」ってゲストハウスの受付で言われたことも。
そういえば、グアムのショッピングモールも、一部停電で真っ暗だったことがあったような?
…あれ、もしかして、日本のインフラってマジですごいんじゃない?
―おそらく、この実感が、就職先を決めるうえで効いてきたのだと思います。
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私のモットー
時にはひと芝居打ってみる
お客様からご要望やご質問を受けたとき、自分には答えられないことだったとしたら?
社員としては1年目でも、お客様にとってはひとりの「サービスマン」。
そこでうろたえたり、言葉に詰まったりすると、お客様もきっと不安な思いをされることと思います。
そういうときは、思い切って「分かったような顔」をしておくのも有効です。
もちろん、ご用件やその内容をお聞きするのも忘れずに。
「承知いたしました。確認しますので、少々お時間いただけますか?」とお答えして、あとは頼れる先輩たちに引き継ぎます。
「〇〇様から、△△の件でご質問がありました。1時間くらい前から××が動かないようで…」
お客様に再度説明していただくお手数をかけずに、事態が解決したら大成功。
そうでなくても、その姿勢はきっとお客様にも伝わるはず…です。
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今だから話せる大失敗
地下階のワンフロア、地上階の何倍?
現場で点検業務を行う際は、バックヤードにある貨物用・業務用のエレベーターを使うことがほとんどです。
そのエレベーター、従業員様や納品・工事の業者の方も使用されるので、ボタンを押して目的階に到着するまで、そこそこ時間が掛かります。
それならば!と、B3F~9Fまで、階段で昇ろうとしたことがあります。
荷物も持っていなかったし、12階ぶんならいけるでしょ!と昇り始めてしばらく、ふと違和感が。
B3からかなり昇ったのに、まだB2にすら到達しないのです。
B2からB1もまた然り。
エレベーターは既にB3Fを出発し、1Fを鮮やかにスルーしていきました。
停電でエレベーターが使えなかった、フィリピンのホテルが頭をよぎるなか、やっとの思いで目的階に到着。
事の顛末を先輩に話したら、「う~ん、ここの地下1フロアは、地上の3フロアぶんだからねぇ…お疲れさま(笑)水分ちゃんと取りなさい(笑)」と。
忘れもしない、あれは残暑厳しい9月のことでした。
そういうときは、おとなしく待っていた方が身のためです。本当に。