株式会社バンザイ（バンザイ）のよくある質問

■予約した会社説明会の日程をキャンセルしても、選考に影響はありません

採用担当者も就職活動を経験しているので、学生のみなさんが並行して就職活動を行っていることは承知しています。

会社説明会の日程をキャンセルして、別の日に日程を変更されても、当社では選考においてマイナス評価をつけることはありません。
当初予約された日程を別の日に予約変更されるのであれば、当社を気にかけてくれていることが分かり、悪い気はしません。

1ケ月か2か月にわたり、何度も日程の予約と変更を繰り返すのであれば、当社から気持ちが離れてしまっているのかなと考え、少し寂しい気はします。

当社が設定した説明会の開催日以外にも、個別に会社説明会は対応しますので、説明会の日程は気軽にお問い合わせください。

■お礼状を受け取ったら嬉しいですけど、評価に繋がりません

私は当社に昨年入社して、今年から新卒採用をしていますが、それまでは前職で人事課に所属しており、採用を11年担当していました。
毎年80～120名の学生さんの面接をしていましたが、お礼状をいただいたのは数える程度です。

前職では中途採用も担当していて、2，000名を超える方の書類選考をしていると思います。
書類選考が通過し、実際に面接に進まれた方からお礼状をいただいたこともありますが、数える程度です。

最終面接（役員面接）後には、面接の結果が決まっていることも珍しくありません。
他の応募者の方との比較で、結果は保留の場合もありますが、不合格が決定している場合もあります。
最終面接当日に不合格の判断が下された応募者から、面接の夜にお礼状をいただいたこともありましたが、翌日最終面接官にお礼状の話を伝えても、結果が覆ったことがありません。
やはり面接のときにご自身の良さをきちんと面接官に伝えるのが大事だと思います。

採用では、お礼状をいただかないことのほうが多いので、お礼状を受け取らなかったことにより、合否の不利益な判断はいたしません。

■ご自身が話しやすいテーマをアピールすべきです。

自己PRなので、自分の良さが一番伝わるテーマを選んだほうが良いです。

面接での伝え方ですが、最初に結論を伝えた後、それが分かるエピソードを話しましょう。
英語の「I think ～.　Because ～.」を意識してください。

私の学生時代は、結論から具体例を話す流れではなかったので、面接で不合格になることが多かったです。

私の学生時代、自己PRのテーマを何度か変えました。
1回目：ゼミ、アルバイト、サークルについて浅い話をアピール　→　ほぼすべて不合格
2回目：ゼミの話は、法学の研究内容の進め方を話しただけだけ　→　たまに一次面接を通過
3回目：趣味の将棋を通じて、自分が成長した点を話す　→　一次面接は通過　

私の学生時代、他人と比べて、特徴のあるような経験はしていなかったと思います。
話が膨らむようなエピソードも特に思いつかず。
ただただ、普通に日常を過ごしていました。

＜学業＞
授業は毎回出席。
目が悪かったので、前から3番目に座って授業を受けていたので、熱心な生徒と思われていた模様。
ゼミは、4人一組で1つのテーマを3か月かけて検討。
法学部で公務員志望だったので、公法を重点的に履修　→　事実関係のみを伝えるだけに終わる

＜サークル＞
文科系のサークルで、友人と仲良く過ごした。
3年次は会計で、厳格にお金を管理　→　事実関係のみを伝えるだけに終わる

＜アルバイト＞
通学時間が片道2時間だったので、夏休みと春休みに短期のアルバイト（ライン作業）を経験　→　事実関係のみを伝えるだけに終わる

＜趣味の将棋＞
就活当時は、羽生名人が7冠を独占。
将棋を通じて、論理的思考能力が身に付いた。
負けると悔しいので、複数の戦法を調べて、何度もチャレンジし、腕を磨いた。
結果、アマチュアの段位を取得　→　自分が成長した話をしたおかげか、一次面接で落ちることはなくなった

面接では、応募者がどんなことを考え、どんな努力をしたから、成長したという話を聞きたいと考えられます。

サークル名、ゼミ名、アルバイトの仕事名の事実だけを相手に伝えても、あなたの良さは伝わらないので、こんなことを考え、成長したというエピソードを話していただくのが良いかと思います。

■全ての会社に対し、同じ志望動機を語るのはやめたほうがよいでしょう。

全ての会社に同じ志望動機を語っても、面接官の心に響かないので、不合格になる可能性が高いです。
おそらく、内定をもらえれば、どこでもいいという気持ちが、面接官に見透かされているのでしょう。

それでも、何か特徴のある学生なら、合格にはなるでしょう。
私は、特徴のある学生ではなかったので、全ての会社に同じ志望動機を語っていたら、全て不合格になりました。

大勢の中の一人の人物で、他の学生と比べても特に特徴があるわけではないと、次の選考に進める理由が面接官にはなく、他の応募者との比較で合否を決められることでしょう。

面接を突破するには、応募者の熱意も1つの武器だと思います。
その熱意は、志望動機で伝えることになると思います。

求人ナビには、2万社を超える企業が掲載しており、給与や休日、勤務地、仕事内容が似通っているにもかかわらず、その会社に応募しているのです。
そこには、何か自分とその会社を結びつける何かを感じたから、応募したのだと思います。

その会社に興味を惹かれた部分と、入社後に自分の良さを活かせる部分をイメージして、志望動機を書かれるのが良いかと思います。

面接官も感情がある生き物なので、全ての会社に同じ志望動機を話す学生よりも、自社の特徴に惹かれた話をする応募者の方に好感を抱くと
思います。

■学生時代＝現在の学校の話、自己PR＝これまでの人生で育んできたあなたの良さ

上記に記載した通り、質問はあなたの活動の期間に違いがあります。

＜期間＞
【学生時代に頑張った】
現在の学校での話。
小さい頃から高校までの期間については聞いていないことになります。

【自己PR】
「これまでの人生」で育んできたあなたの良さが分かる話。
あなたの良さがわかるエピソードを知りたいので、小さい頃からそうだったのか、あるいは何かに気づき、現在それが実践できるようになったのかを分かる話を教えてください。

＜質問の意図＞
【学生時代に頑張ったこと】
高校を卒業して進学したからには、何かしら成長したと考え、その成長したことが分かるエピソードを知りたいということです。

そのエピソードが、社会人になった時にも応用できるのではないかと期待しています。

進学したのに何も頑張らなかった人は、入社しても頑張ってくれないのではないか　→　将来の活躍を想像できない　→　別の人を採用しよう　と面接官は考えてしまうことになります。


【自己PR】
みなさんには、小さい頃から育んできた良さがあります。

それが小さい頃から備わっていたのか、中学・高校で身についたのか、はたまた現在の在学中、あることがきっかけで、ご自身の意識と行動が変わったのか、時期は分かりません。

そのため、現在の在学中にこだわらずに、あなたの良さが育まれたことと裏付けとなるエピソードをを聞いています。

【今振り返ってみると、・・・】
私の学生時代は、ただただ日常生活を送っていました。
片道2時間かけて学校に行き、火・土はサークル活動があり、長期休みはライン作業の短期アルバイトをしていただけです。

「頑張った」と言えるような話ではなく、学校から与えられた課題は、やるべき必要があったので、ただ単にそれをこなしてきただけでした。

私自身は頑張ったという認識はしていないけれども、他人から見たら、「こんな活動をして、こんな知識や経験を積んでいるのは、たいしたもんだ」と考えることもあります。

あなたの良さが、他の場面でも応用として利く能力や資質であれば、入社後もそれを期待したくなる、その良さを見極めるというのが面接を行う目的でもあります。

■文字数が１行～２行のように少ないのは印象が悪いように思えます。

エントリーシート＝履歴書を含めた応募書類として、話を進めますが、自己PRの文字数が１行～２行で終わってしまうのは、応募者のアピール不足になると考えます。

ご自身の良さをアピールする箇所であり、文字数も200文字～400文字の枠を設けている中で、その枠を1/4程度しか使わず、残り3/4は空白もあると、書類作成の意欲に欠けている＝当社への応募意欲が低いという印象を見る側に与えてしまいます。

中途採用ならば、自己PRが１行～２行の文字数でも特殊な経験や技能をお持ちだと判断できる単語があれば、書類選考は通過する可能性は高いです。

でも、新卒採用では、実際に社会人として仕事をされていない応募者なので、ポテンシャル採用の性質があります。
ここが中途採用の実績重視の採用と異なります。

エントリーシートの自己PR欄は、ご自身の良さを伝える空間なので、余白は少なめにしたほうが良いかと思います。

ただし、手書きで履歴書を記入する場合、文字数を多くしようと、あまりにも小さい字で書いてしまうのも、見る側にとって読みづらいので、自己PRの欄に読みやすい大きさで、適度な文字数を意識されると良いでしょう。

■志望動機が全ての会社で同じ、伝える内容が名称だけで具体的なエピソード無しは、不合格になりやすい。

今回のテーマで面接官として感じる不合格になりやすい事例は2つです。

１つは、志望動機の内容が、他社でも同じ内容を使いまわしていると思われるパターン。

面接官は、当社に関する記載がない、又は当社で働いている姿を志望動機に書けていないと、面接で受かればどこでもいい人＝当社への志望度が
高くない人、という先入観を持つ可能性があります。

もう１つは、自己紹介やアルバイトの話の際、伝える内容が固有名詞を羅列して終わるパターン。

（自己紹介のNG例）
私は几帳面で真面目な性格です。アルバイトは○×を2年間行っており、大学のサークルは△□で、3年次は会計を任されていました。
本日はよろしくお願いします。

（解説）
上記は、固有名詞の羅列で、応募者の思考や行動パターンを紹介していないので、お人柄が分かりづらいです。

（アルバイトのNG例）
アルバイトは、地元のドラッグストアで、バックヤードで商品補充を行っています。
先輩から□×の作業中は△○に気を付けてと言われたので、その注意事項は守って作業をしています。
社員さんからは、あなたはよく頑張ってくれるので、助かるよと感謝されています。

（解説）
抽象的なので、もっと具体性のあるエピソードを入れたほうが、お人柄が伝わりやすいです。
社員さんから感謝されたのは、具体的にどんなことをしたから、どんな場面で褒められたのか具体的なエピソードを話されるほうがよろしいかと思います。

面接で自己アピールをするときは、下記の３つのことを含めて話すと、あなた自身を知ってもらいやすくなると思います。
＜話す時に入れる内容＞
１．数字
２．他人との比較
３．他人から褒められた事例

＜解説＞
１の数字は、以前は5時間かかったけど、ある工夫をしたことで、3時間に短縮できた。
あるいは、100までしかできなかったが、ある努力を続けたおかげで、120までできるようになった。

２の他人との比較は、他人はここまでしか対応しないが、自分はそれ以上に対応する。

３の他人から褒められた事例は、褒められたという抽象的な言葉ではなく、具体性のあるエピソードとして言語化して説明する。

抽象的な言葉ではなく、具体性のある話を伝えると上手く相手に話が伝わると思います。

■集合時間には余裕をもって到着しましょう。

会社訪問時のマナーは、時間厳守です。
よって、面接で注意すべきことは、集合時間に遅れないことです。

遅れそうな場合は、それが分かった時点で会社に電話で連絡するのが良いかと思います。
遅くとも集合時間の10分前には連絡を入れ、遅刻しそうな理由と到着見込時間は伝えましょう。

電車の運転見合わせで、到着時刻の予想がつかず、30分以上遅刻しそうな場合もあるかもしれません。
面接官も、面接後に外出する、来客の予定があるかもしれないので、電話で判断を仰ぎましょう。
たいていの場合は、面接の日程を再調整してくれるはずです。

ただし、残り1枠の人気職種で、実はその日に5名最終面接の候補者がいて、そのうちの1名が電車の運転見合わせで最終面接に参加できないとなった時は、面接の再設定が難しいかもしれません。

面接官も応募者の方も、それぞれ面接の前後に予定が入っています。お互い事情がありますので、面接の集合時間には遅れないことが大事です。

なお、集合時間に遅れなければいいだろうと考えて、集合予定時刻の1時間前に会社に到着する方もおられますが、お待ちいただく部屋が空いていない可能性もあります。

早く到着しすぎるのも、相手の方を困らせてしまう時もあるので、集合時間の10分ぐらいになるまでは会社周辺で待機していましょう。

■お人柄を知る質問をすることで、当社でお願いしたい仕事がこなせるかを見極めています。

面接で必ず聞く質問は、応募者のお人柄や志向を知る内容になります。

【当社での質問事項の一部紹介】
・１分間程度で自己紹介をした後、志望理由を教えてください
・ご自身の性格の長所・短所
・就職活動の状況（いつぐらいから始めたか、何社ぐらい受けたか、面接は何回目？）
・どのような業界や業種を受けているか
・当社での希望職種
・その希望職種は、ご自身のどんなところが向いている？
・希望勤務地（総合職は転勤の可能性あり）
・PC（Word，Excel、PowerPoint）は、どんな場面でファイルを作成したか？
・Excelはどんな機能を使用したか？
・アルバイトのご経験
・幼少期から現在までで習い事やクラブ活動の経歴とその活動を通じて成長を感じる点
・今の学校と学部・学科を選んだ理由
・力を入れて取り組んだこと

上記は、就職活動のサイトに出てくる一般的な質問です。
一次面接の前には、上記の質問内容をするということをメッセージでお伝えしています。

応募者の方がこれまでにどんな経験をされて、どんな考えでそれを選択したという事実を聞くことで、将来当社に入社した時に、応用力を発揮して対応できるかを見極めるためです。

学生さんは、社会人として働くのは初めての経験になる方がほとんどです。

職種によっては、飲食店や販売店、サービス業のように学生時代のアルバイトの延長線上の仕事もあるかと思いますが、当社のような商社での
営業や技術、事務の仕事は未経験のはずです。

未経験の方を採用するときは、ポテンシャル採用となり、お願いしたい仕事に適応できるかどうかを見極めます。

応募者の過去の経験をお聞きし、未経験の事柄に対してどう対応してきたのかを知ることで、当社でも仕事がこなせるかを思い描きます。
それが見極めるポイントになります。

■話されていくうちに声がだんだんと小さくなると、面接官は不安に感じます。

技術的な話で言えば、態度やマナー面では学生さんにそんなに差はありません。
アルバイトで接客業をされている学生さんは、最初の挨拶の印象が良いとは感じます。

少しマイナスな印象になる点を挙げるとすれば学生さんの中には、話していくうちに段々と声が小さくなってしまうときがありますが、面接官には自信なさげに映ってしまいます。

そうすると、面接官は仕事をお願いしても大丈夫かなと不安な気持ちになります。

どの会社の面接でも同じことが言えますが、声のトーンは落とさずに、語尾をはっきり話をしましょう。

当社は、面接時に来社した際、入室する際の注意点や当日の面接の流れを伝えるせいか、マナー面で言えば、学生さんにそんなに差はありません。

内面的なものが態度に表れるのは、志望動機を語るときになるかと思います。

面接官も十人十色で、それぞれ大事にされる価値観があります。
自社の業界や働き方について調べていないと勉強不足と感じて、評価を低くつける面接官がおられます。

志望動機を使いまわす学生さんも多くおられると思いますが、どの会社にも同じことを話しているのだから、別に当社に入社する必然性が感じられないと判断される危険性があります。

どの会社にも同じ志望動機を語る学生さんは、その会社の特徴をつかもうと努力していないから、同じ志望動機になってしまう。
その会社を知ろうとしない様子が、志望動機を語る際に、どの会社でもいいんだという態度に現れてしまっているのかもしれません。

ここまで書いてきていますが、私はそんなに志望動機を重視していませんが、当社の他の面接官は志望動機を重視している者もいます。

面接官である私は、学生さんの態度やマナーにほぼ差がないので、話す内容で評価に差をつけています。

過去にこういう考えで、こういった行動をとられたのなら、入社後も応用が利くだろうと推測して私は評価を付けています。

質問に対する答えの中に具体例やエピソードを交えながら話していただくと、高評価を付ける可能性は高くなります。

■正直に話していただくと、大変助かります。

他社の選考状況ですが、正直にお話ていただくと、応募者の学生さんの就活に対する志向などが分かるので、面接官にとって大変参考になるからです。

面接官も十人十色なので、他社の選考状況を聞き、応募している業界を絞っているのか、絞っていないかで判断が分かれます。

あまりにも多くの業界に間口を広げていると、この学生が将来やりたいことが定まっていないと判断する人もいれば、業界を狭めずに自分の適性を熟慮しているので、柔軟性があると判断する人もいます。

応募している業界の広さで、視野が狭い＆柔軟性に欠けると判断する人もいれば、視野が広い＆柔軟性があると判断する人もいます。

面接官の考え方は人それぞれなのですが、正直に答えず、ぼかした答え方をすると、心を開いてくれていない、当社に興味がないのではという印象を面接官に与えてしまう確率が高いと思います。

なので、正直に答えていただくのが良いかと思います。

■一次面接（人事面接）では、全員に希望勤務地の質問をしております。

当社の一次面接では、出身高校と希望勤務地の質問を全員にしております。

出身高校を聞くのは、今は大学に通学のため上京しているけど、高校生を過ごした地域に戻りたいだろう、又は昔からその地域に住んでいたので、その土地から離れたくないのではないかを推測するためです。

希望勤務地を全員に質問しているのは、特に事務職の場合は、その支店で採用予定がない場合は不合格にする判断材料にするためです。

例えば、応募者が九州在住で、福岡支店の事務職を希望されていても、福岡支店の事務職に空き予定がない時、または年齢構成上、昨年事務職を採用したので、今年は補充しないケースに当たります。

なお、希望勤務地は質問しますが、必ずその勤務地に配属となるかは別問題となります。

広島支店を希望していても、４月の集合型研修は東京本社で行い、その後は、他の新人との指導を効率的に行うため、１年間は東京本社または大阪支店で過ごしていただきます。

将来的には、広島支店への配属を検討いたしますが、応募者の希望するタイミングで広島支店へ配属とはならない可能性があります。
入社早々、希望勤務地に配属になるとは限らないことをご了承ください。

■一次面接の前には、事前に質問する内容を一部お伝えしています。

面接官を長年やっていると、頭の中が真っ白になって、無言の時間帯になってしまう学生さんがいます。

大学の学内企業説明会で出会って参加してくれた学生さんなので、よっぽどのことがない限り、最終面接に進めてあげようという気持ちで面接を
開始したのですが、当社の質問に対して言葉が出てこなかったので、合格にする材料がなく、もう一人の面接官とも相談し、不合格になりました。

上記の反省から、学生さんは何を質問されるか分からないという不安や、想定問答集以外の質問をいきなりされると、動揺してしまうのではないかと推測しました。

そのため、当社では一次面接の前には、事前に面接で質問する内容をお伝えしています。
当日の面接で、その質問内容を順番にお聞きすることで、学生さんも落ち着いた受け答えをされています。
ある程度当社の面接に慣れてきたら、事前にお伝えしていない質問をしても「ちょっと考えてもよろしいでしょうか？」と言えるぐらい、気持ちに余裕がある状態で、面接に臨んでいただいているようです。

緊張しやすい学生さんほど、事前に用意したセリフを一字一句正確に話そうとすると、頭の中が真っ白になって話せなくなるように見受けられます。
用意されたセリフを一字一句正確に話されているかは面接官には分かりません。
また、用意されたセリフの内容が、面接官に対して好印象を与えるとも限りません。

面接は、面接官と応募者との言葉のキャッチボールなので、話す間やテンポは学校の先生と普段話す感じで話していただけたら良いかと思います。

■事務職にもコミュニケーション能力が求められています。

人と話す機会の多い営業職は、人見知りや口下手の自分には向いていないという考えから、事務職を希望されているのでしたら、事務職を誤解されていると思います。

また、事務職は、人と話すよりも書類を相手にする機会が多いから、自分に向いていると考えられている方も、事務職を誤解しています。

私は、何度か転職しましたが、職種は経理や人事・総務の事務職です。どの会社の事務職でも、人とのコミュニケーションが発生します。

まだ自分が業務を詳しく分かっていない段階で、その分野の話に詳しくない社員からの問合せや、官公庁の担当者から質問されたときは、正しく答える必要があります。

書類を提示しても、相手に分かってもらえない場合は、口頭で説明する機会があるので、話す力、さらにはコミュニケーション能力は事務職でも必要となります。

事務職を書類作成能力に長けていれば大丈夫だろうという誤解をしている人は、事務職で応募しても面接で不合格になる可能性が高いです。
事務職の面接での不合格の理由は、認識の甘さが原因の可能性が高いと思われます。

ただし、事務職の面接で不合格になるからと言って事務職に向いていないというわけではありません。
実際に事務職の仕事を行えば、問題なく仕事をこなせると思います。

会社の規模にもよりますが、事務部門は少数精鋭の会社が多いので、事務職の募集は若干名の会社が多いです。
さらに、事務職で欠員が出た場合は、大学卒業後の翌年4月まで待つよりも、中途採用ですぐに対応したいという会社もあります。そうなると、新卒での事務職の採用枠は減ります。

こういう状況なので、世間的には事務職は狭き門です。
事務職として仕事をやって行きたいと考えている方は、応募する会社の数を増やすことも必要となってきます。

事務職の面接で不合格になる人は、面接の対策をきちんと行うこと、また応募する会社の数を増やすことも重要になってきます。

ちなみに、当社は事務職の採用枠１～２名に対して、昨年６０名以上の方から応募書類を受け取りました。事務職の就活は狭き門です。

自分の良さを認識することと会社で働くイメージを認識すること。
あとは他の応募者との競争という現実。
競争に勝ち抜くには、どうすればよいか？
ご自身の認識を高めることで、道は開けると思います。