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データで見る、理系学生の進路・就職を取り巻く環境

学部卒で就職するか、大学院に進学するか。就職活動では学校推薦を利用するか、自由応募か。専攻を生かせる就職を目指すか。
一般的に、理系学生の進路・就職には、文系学生に比べて決断すべきポイントが多くあります。
ここでは、理系学生を取り巻くさまざまなデータを読み解いて、理系学生の皆さんが進路・就職選択を考える際のヒントを提供します。

就職か、進学か? 最初の決断の割合は??

理系学生にとって最初の大きな決断は、大学院に進学するかどうかです。文部科学省「平成29年度 学校基本調査」によると、大学学部卒業後に就職する理系学生(理学・工学・農学系)の割合は58.8%、大学院などへの進学者の割合は35.7%となっています。
大学院へ進学してより高度で専門的な研究をしたいという方はもちろんいますし、また、メーカーなどの研究開発職の採用では、修士課程修了見込み者のみが対象の場合もあり、この点を視野に入れて大学院へ進学する方も多いようです。

理系学生にとっては、学部卒よりも大学院了のほうが就職に有利というイメージが強いかもしれませんが、学部卒でも研究や開発に携わることのできる企業もあります。そうした企業に就職することで、早くからキャリアをスタートさせることができ、大学院了よりも多くの実務経験を積むこともできるので、必ずしも大学院了が就職に有利というわけではありません。重要なのは、「自分がどんな知識やスキルを身につけたいのか」「将来どんな仕事に就きたいのか」といった自身のキャリアビジョンを考えた進路選択です。

理系学生(理学・農学・工学系)の卒業後の進路 


出典:文部科学省「平成29年度 学校基本調査」(2017年12月)

理系学生のインターンシップへの参加状況は?

ディスコの「キャリタス就活2018 学生モニター調査」によると、2018年卒の理系学生のうち、インターンシップに参加したことがある学生は約85.5%でした。応募はしたものの選考にもれた学生も含めると、おおよそ理系学生全体の5分の4がインターンシップに応募したことになります。

特に、2018年卒の理系学生のインターンシップ参加率は、過去数年のなかで最高を記録しました。その背景としては、2017年卒の先輩から就活解禁が3カ月繰り下がり、夏だけではなく、秋や冬にもインターンシップを実施する企業が増えたことが主な理由です。理系学生は最終学年になると、卒業研究でなかなか就活に時間を割けなくなるので、貴重な業界研究・企業研究の場でもあるインターンシップは、理系学生にとって今後もますます重要になってくるでしょう。

理系学生のインターンシップ参加有無

出典:ディスコ「キャリタス就活2019 学生モニター調査」(2018年2月)

理系学生のインターンシップ参加推移

出典:ディスコ「日経就職ナビ 学生モニター調査」(2014・2015年卒 各年度11月)
「キャリタス就活 学生モニター調査」(2016・2017年卒 各年度2月)
「キャリタス就活 学生モニター調査」(2018・2019年卒 各年度2月)

自由応募と学校推薦の状況は?

皆さんもご存じの通り、理系学生の企業へのアプローチ方法には、学校推薦と自由応募があります。

ディスコの「キャリタス就活2019 学生モニター調査」によると、「自由応募のみで活動」する人は学部卒で64.5%、院了で52.9%という結果で、学部卒、院了の約半数が自由応募のみで就活を進めているようです。自由応募は、自分の志望に合わせて就職先を選べる反面、学生に人気の有名企業や大手企業では競争率も高く、そうした企業への就職は狭き門といえるでしょう。

一方、この調査では、学校推薦のみで就活する方はほとんどおらず、学部卒32.3%、院卒では43.8%の方が自由応募と並行して就活を進めているようです。学校推薦は、自由応募に比べて面接などの選考プロセスが少なく、就活をより効率的に進められる反面、推薦するにふさわしい学生を選ぶための学校内の選抜試験が行われるケースもあります。たとえ、学内選抜をクリアしても、不採用となるケースもあるので、学校推薦での応募が、就職先の確定というわけではありません。また、内定を受けた後は、学校と企業の信頼関係を崩さないためにも内定辞退が難しく、覚悟をもって応募する必要があります。

理系学生の就職活動の進め方(学部/修士)

出典:ディスコ「キャリタス就活2019 学生モニター調査」(2018年3月)

理系学生の就活は、夏に結果が出る!?

理系・文系内定率の推移

出展:ディスコ「キャリタス就活2018 学生モニター調査」

2018年卒の理系学生と文系学生の1カ月ごとの内定率の推移を見てみると、いずれも5月あたりから上昇し、夏場にかけて急カーブを描いて内定率が高まっていきます。

理系学生の動きを見ると、卒業研究がピークを迎える前の5月後半から6月にかけて就活を本格化させる方が多く、就活が長引くほど状況が厳しくなることもあり、早めに動く方が多いようです。8月には理系学生の89.4%が内定を獲得しています。

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