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突破のポイントがよくわかる!面接対策講座

突破のポイントがよくわかる!面接対策講座

選考試験の最後の関門となる面接。面接を突破できなければ「内定」にはたどり着けません。ここでは、『マンガで完全再現! 面接対策』『面接の質問「でた順」50』など、面接に関する著作持つ著者が、面接の3大質問「志望動機」「学生生活で力を入れたこと」「自己PR・自己紹介」への回答のまとめ方などを分かりやすく解説します。

面接対策

実践編vol.2:「学生生活で力を入れたこと」の答え方

今回は面接でよく出る質問2位の「学生生活で力を入れたこと(打ち込んだこと・頑張ったこと)」です。この質問も志望動機同様、ほとんどの企業で質問されるでしょう。この質問は就活生の良さ(強み・能力)を知るための質問として初期の面接で重視されます。

ただ経験談を話してはダメ

面接担当者は力を入れた話の中から、

  • (1)何を考え
  • (2)どんな行動をし
  • (3)経験の中で何を学び
  • (4)発揮した・身に付けた・伸ばした力は何か
  • (5)結果
  • (6)経験から得た・学んだことを他でも生かしているか

などを知りたいと思っています。どんなに「力を入れた経験」を話しても、話の中に(1)~(6)が全然見られなければ、面接担当者が満足する回答とは言えません。

人は何かに一生懸命に取り組めば、その人の持っている良い部分が必ず出てくるはずです。面接担当者は、その良い部分を探し出そうとして、「力を入れた経験」を聞いているのです。だから、就活生が「私はこんな能力を持っています!」と言わなくても、「こんな経験をしてきました!」と話すことができれば、面接担当者は「この学生はこんな力を持っている」と判断できます。面接担当者が就活生の良さ(強み・能力)が分かるように、「どんなことを考えたか」「どんなことをしたか」を具体的に話すことが求められます。

回答に対して質問が続くのが特徴

「学生生活で力を入れたこと」は、就活生の回答に対して次々と質問されるのも特徴です。具体的には以下のような質問になります。

  • ●「具体的には?」
  • ●「なぜ、そのような行動をとったのか?」
  • ●「どのように進めたの?」
  • ●「その結果どうなったの?」

就活生の中にはあまりにも細かく質問されるために圧迫面接と勘違いしてしまう人もいますが、質問の意図としては、その学生の特徴や能力を探し出すために「考え」や「行動」を知りたいだけです。具体例として以下のような就活生の回答にどんな質問が来るのかをお見せしましょう。

「学生生活で力を入れたこと」への回答例
私はテニスサークルの活動に力を入れてきました。大学入学時からテニスサークルに所属し、3年から副部長を務め、部長と共にサークルをまとめています。部員は全部で70人ほどいて…(中略)。このような経験の中で、私はリーダーシップを発揮することができました。

これに対して、面接担当者は以下のような質問をする可能性があります。

  • ●「なぜテニスサークルに入ったのか?」
  • ●「サークルの活動はどのくらいのペースで行っていたのか」
  • ●「どのようにしてその役職についたのか」
  • ●「その役職について最初にしたことは何か」
  • ●「テニスサークルでは何を目標に活動していたのか」
  • ●「サークルでリーダーとしての具体的な経験は何か」
  • ●「部員の意見がまとまらなかったことはなかったか」
  • ●「その時にはどうやってまとめたのか」
  • ●「後輩の育成方法は」
  • ●「その結果は」
  • ●「サークルでの最も大きなイベントは」
  • ●「イベントについての詳細」
  • ●「大変だったこと」
  • ●「どうやって乗り越えた」
  • ●「自己評価をすると」
  • ●「他人からはどう見られているか」

このような質問への回答の中から、面接担当者は学生の長所や能力を見つけ出します。対策としては、「学生生活で力を入れたこと」については、さまざまなエピソードを思い出し、「どんな行動をとったのか」「なぜそうしたのか」を書き出し、どんな質問にも回答できるようにすることです。

成功体験でなければ話せないのか?

最後に、就活生が「力を入れたこと」での勘違いについて説明します。就活生の多くは「力を入れたこと」のネタとして成功体験でなければならないと考えがちです。つまり「大会で結果を残した」「資格試験に合格した」など、結果が成功、もしくは華々しい結果でなければならないと思っていることです。でも、大事なことはその人は持っている良さ(強み・能力)が見えるということです。例え失敗や大きな成果を出せなくても気にすることはありません。その人の良さ(強み・能力)さえ伝わればいいのです。検定試験に不合格であっても、資格取得を目指した動機や努力、再チャレンジする気持ち、改善策などが大事なのです。成功しても、「たまたま運が良かった」と言うのでは、その人の良さは見出せません。何度も繰り返しますが、大事なのは自分の良さが伝わる話をすることです。これを忘れないでください。 (日経カレッジカフェ副編集長 渡辺茂晃)

<プロフィール>渡辺茂晃(わたなべ・しげあき)

日経カレッジカフェ副編集長。1991年日経事業出版入社。雑誌編集、日本経済新聞社産業部記者を経て98年より就職情報誌、書籍の編集に携わる。2005年より日経就職ナビ編集長。2014年10月から日本経済新聞社人材・教育事業局。桜美林大学大学院大学アドミニストレーション研究科非常勤講師。著書は『これまでの面接VSコンピテンシー面接』『面接の質問「でた順」50』等がある。

日経カレッジカフェ(http://college.nikkei.co.jp/)

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