印象がぐんとアップする、
美姿勢&美表情づくり

パッと見た人の印象は「視覚(55%)」「聴覚(38%)」「コミュニケーション(7%)」で決まり、短時間で評価される面接では見た目が大きく影響します。 好印象を与える姿勢や表情、その決め手は「筋肉」です。
無理に鍛えなくても、日常生活で意識するだけで姿勢や表情は美しくなります。

今回は、印象を左右する姿勢チェック法と美姿勢・美表情トレーニングをご紹介しましょう。

ピンと背筋が伸びた美しい姿勢は、面接官に「礼儀正しそう」
「コミュニケーション能力が高そう」というポジティブな印象を与えます。
しかし、長時間のスマホ使用で首が前に傾き、猫背の人も増えています。
正しい基本姿勢は急には身につきません。

意識して姿勢を正す習慣をつけて、
自然と美しい立ち姿勢ができるようにしましょう。

つま先とかかとを揃え、両ひざをつける。骨盤を立てて背筋を伸ばし、首とあごを引く。耳・肩・ひじ・ひざ・外くるぶしが一直線に。

肩と首が前に出て、猫背でうつむきがち。内股で足もとが開いて、ひざが曲がっている。重心が偏ってだらけた印象に。

TO TRY

美姿勢キープ!肩まわりをほぐす簡単トレーニング

首と背中をつなぐ僧帽筋をほぐすことで、肩が前に出ないで美姿勢を長時間キープできる。ひじで円を描くように、最初は小さく、しだいに大きく外側に30回まわす。 腕を背中の後ろまで引くようにまわすのがポイント。

立ち姿だけでなく、歩いたり、座ったり、お辞儀をする姿勢も面接官にしっかりチェックされています。「見られている」という意識を常に持って、きれいな立ち居振る舞いを心がけましょう。
「歩く」「座る」「お辞儀」の動作は、すべて正しい基本姿勢から始まります。
基礎をおろそかにすると応用できないのは姿勢も同じですね。

ヒールを履いたときの歩き姿勢

基本姿勢をとり、つま先をまっすぐ踏み出す。1本の線をまたぐように歩き、ひざは曲げない。O脚の場合は線の上に足の親指が乗るように。

目線が下向きで、手が前になり、内股で歩く。ヒールを履き慣れないと、両ひざや骨盤が曲がり、きれいに歩けない。

椅子に座ったときの姿勢

基本姿勢のまま腰を下ろす。握りこぶし1個分を、背もたれから離れて座り、左手を上にする。耳、肩、ひざ、骨盤が一直線に。

足が内股になり、肩が前に出て、両手が揃っていない。浅く座ったり、片方にもたれていると、だらしない印象に。

お辞儀をしたときの姿勢

基本姿勢をとり、腹筋を使って背筋を伸ばし、骨盤を引いて上体を倒す。耳・肩・ひじは一直線に。手は少し前で組み、目線はどの深さのお辞儀でも斜め45度。

おへそから傾けると、背中が曲がって、肩も前に入った悪い姿勢に。ひざが曲がり、ネガティブな印象を与える。

無理に笑顔をつくると、「目が笑っていない」「口だけしか動いていない」など不自然な印象になって、本当のことを言っているのか面接官が疑ってしまうことも。
これは、目と口の筋肉の使い方がチグハグなことが原因です。
自然な笑顔は、顔の全部の筋肉、特に目と口の筋肉を連動させることが大切。
毎日の美表情トレーニングで顔面の筋肉を鍛えましょう。

TO TRY

簡単にできる、美表情トレーニング

指の向きに合わせて、上・左・下・右と目を動かす。5回行い、反対まわし5回、計10回。目のまわりの眼輪筋を鍛えて目力アップ!

口:内側から

頬を片方ずつ膨らませて各15秒間キープ。最後に、両頬を膨らませて15秒キープ間。これを1回ずつ行う。

口:外側から

指3本を口の中に入れて、「ア・イ・ウ・エ・オ」と発声しながら、計5回行う。(ウは指2本)口腔内を膨らませる感じで。

慣れないヒールで脚がパンパン!どうしよう…

学校や家で簡単にできる、疲れ解消ストレッチが効果的です。

足首は、からだの一番下に位置する関節です。そのため、全身の体重が乗り負担がかかりやすく、疲れやすい部位です。
まして慣れないヒールで、一日中歩き回っていると血流が悪くなり、老廃物も溜まってむくんできます。
ふくらはぎはポンプ作用があるので、筋肉を動かすことで、血流が良くなり、老廃物が流れてむくみを解消できます。
手軽にできるストレッチをご紹介しましょう。

椅子に座って、つま先立ちをして10秒間、かかと立ちを10秒間、これを3セット行う。 立っていてもできるが、ヒールを履いている場合は座ってやること。
出先でもタクシーの中でも、短時間でリフレッシュ。

外まわしと内まわしを各10回ずつ行う。まわしにくい方向や左右差によって、その人のゆがみがチェックできる。一般的に、内側の筋肉は使われにくいので、内にまわしにくいが、ストレッチすることでほぐれてくる。

座り姿勢の脚の位置、どっちが正しいの?

面接時は、脚は斜めに流さずにまっすぐにするほうがいいでしょう。

脚を斜めにしたほうがスラリときれいには見えますが、面接のときはしないほうがいいですね。
あまり脚を強調すると、男性受けを狙っているように思われることも。就活は、女性らしさを前面に出すよりも内面を表現できる訓練をしましょう。

面接中、姿勢が崩れそう。でもジムで鍛える時間がない!

基本姿勢で腹筋を鍛えると、美姿勢を長い時間保つことができます。

腹筋がゆるむと骨盤が傾き、姿勢が崩れます。ジム通いしなくても、腹筋は基本姿勢で自然に鍛えられます。おすすめは壁立ち。壁にかかと・ふくらはぎ・お尻・肩甲骨・頭がつくように立ちます。背中と壁の間は空きすぎず、手が差し込めるくらいに、腹筋を使ってぎゅっと押し込んで。朝・昼・晩に1分間行ってください。

PROFILE

長坂靖子さん

日本ウォーキングセラピスト協会代表。姿勢・ウォーキング講師として、多くの大手企業での講演やセミナー、『美的』や『マリソル』など数多くの有名女性誌、スカパー『きれい物語』のMCなど、美と健康をテーマに幅広く活躍している。著書は『一瞬で好感度を上げる 姿勢力』、『ウォーキングで免疫力がアップする』など多数。