小平
大学の4年間は東京で過ごしましたが、都内で就職することには特にこだわりを持っていませんでした。会計の勉強をしていたので、金融機関を中心に就職活動していたんです。企業説明会でお会いした当行に勤めている先輩がとてもいい方だったので、同じ会社で働いてみたいと思ったことが県内に就職する決め手になりました。私が就職活動していた頃は栃木県の経済が伸び悩んでいた時期だったので、地域の産業を活性化して盛り立てたいという気持ちもありました。

矢板
私も県外の大学に通っていたのですが就職活動中に東日本大震災を経験して、家族と離れて暮らすのが急に心配になったんです。何かあったときに近くにいたほうが安心できますから。もともと自分の好きな自動車に関わる仕事に就きたいと考えていたので、自動車部品を製造するメーカーが多い栃木県で就活した結果、いま働いている会社と出会いました。
篠﨑
栃木県の出身ですが、大学は京都でした。住環境を専攻して、家づくりやインテリアを学んでいたので、住宅メーカーや住宅設備の会社を志望していました。住宅関連の仕事をするなら、あちこち転勤せずに地域に密着してお客さまとの繋がりを大切にしたいと考えて、地元で就職することにしたんです。
蒲生
私の実家は北海道で、東京に住んでいた父のところから神奈川にある大学の農学部まで1時間半以上かけて通っていたという辛い過去があります。東京で開催された食品工業展に大学がブースを出していて、私たちの研究室が発表する機会があったんです。そこにいま私が勤めている会社の人事担当の方が来ていて、「当社を受けてみませんか」と声をかけてくださったことがきっかけで就職することになりました。

矢板
自然です。私の地元は本当に田舎で、朝から晩まで鳥のさえずりが聞こえるようなところだったので、県外の大学に入るまではずっと都会の生活にあこがれていました。でも、実際に都会で暮らしてみると、耳にするのは鳥の声ではなく、車やエアコンの室外機など人工的で耳障りな音ばかり。正直言って、都会には住みたくないと思いました。やっぱり、住み慣れた地元の環境で暮らすのが一番いい。生まれ育った場所への愛着を差し引いても、栃木県の豊かな自然は本当に素晴らしいと思います。

小平
私も東京で生活することが夢でしたが、大学に通うために毎日満員電車に乗るのが辛くて嫌になりました。当たり前ですが、栃木県の方が空気も水も圧倒的においしい。都会には確かに刺激があふれているけれど、仕事したり、遊ぶときだけ出て行けば十分であり、自分にとっては生活する場ではありませんでした。

篠﨑
確かにそうですね。新幹線や高速道路を使えばすぐ東京に出られます。自然が美しくて食べ物が美味しい一方で、都心へアクセスしやすい利便性というバランスの良さも栃木県のいいところだと思います。
蒲生
札幌と東京で暮らしていたので、就活のときに初めて来て戸惑ったのは、地下鉄が走ってないことでした(笑)。でも、面接で2度、3度と訪れるうちに少しずつ愛着がわいてきました。観光地やグルメも魅力ですが、栃木県で暮らして強く感じたのは「人の優しさ」です。会社で何気なく「最近野菜食べてない」って言ったら、会社のみんなが家で採れた野菜を持ってきてくれて、ロッカー開けたら野菜がいっぱい入っていてびっくりしました。風邪をひいた時には同僚から手作りのお惣菜をいただきましたし、パートさんや、一度もお会いしたことない先輩や同僚の家族の方まで心配してくれるんです。こんな経験は初めてでした。


篠﨑
私も時折いただきますよ。家の畑でとれた野菜やお惣菜のおすそ分け。ずっと暮らしていると当たり前のことなので気付かないんですが、優しくて人情に厚いのも県民性なのかもしれませんね。
蒲生
街を歩いていると、さり気なくジャズが流れていて、自然に人が集まって楽しんでいる光景をよく見ます。気持ちが温かくなりますね。
篠﨑
個人で経営している飲食店がアーティストの方を呼んでライブをしているんです。ジャズはよくわからないけど、なんとなくオシャレな雰囲気が好きです。
矢板
宇都宮はカクテルの街としても知られていますね。宮コンと呼ばれる街コンもよく開催されていて盛り上がっています。私も時々参加していますが、残念ながらまだ成果はありません(笑)。
矢板
家族と一緒ですし、友人も近くに大勢いますので、何か困ったことがあったら、すぐに力になってもらえます。通勤時間が短いので、プライベートの時間が取りやすいのもうれしいですね。
篠﨑
3年前に結婚して、すぐに家を建てました。安心して自分の家を持てるのは、地元で働いているからだと思います。結婚して奥さまの実家の近くに家を建てる方もいます。家族にサポートしてもらえば、奥さまも仕事と子育てを両立することができますから。

小平
若いうちに家を建てられるのはすごいことだと思います。大学時代にFP(ファイナンシャル・プランナー)の資格を取ったので、東京で生活して、家や車を手に入れるためにどれくらいの資金や収入が必要か簡単なライフプランを立ててみたんです。その結果、物価や地価の安い栃木県で家を建てたほうがいいという結論に達しました。家計にゆとりがあれば、余暇も充実するし、子どもの教育にもお金をかけられますから。

蒲生
学生時代にそんなことまで考えてたんですか!私は実家が北海道なので家族や親戚は近くにいませんが、暮らしているといろんな人が助けてくれるんですね。今年の1月に栃木県で結婚式を挙げたときに北海道から来た親戚も「栃木の人たちは温かいね」と感心していました。今ではそういう環境に甘えさせていただいているところもあるので、転勤がない限り住み続けたいと考えています。

小平
週末になると那須や日光までドライブして、のんびり自然を楽しんで過ごしています。運動不足を補うために、ジムで汗を流すのも日課です。

蒲生
免許を取ってからずっとペーパードライバーだったんですが、栃木に住んでドライブの楽しさを覚えました。車を使えると遊び方も変わりますね。パラグライダーやスノーボード、渓流下りなど、栃木県はアウトドアのレジャーが充実しているので一年中楽しい。引っ越してすぐに乗馬を習い始めましたが、なかなか上達しません。東京に住んでいたら、こんなに充実した過ごし方はできないと思います。


矢板
私は馬ではなく自転車に乗っています。宇都宮ブリッツエンが活躍しているのを見てロードバイクに乗るようになりました。自転車ショップのツーリングに参加して1日に100km走ることもあります。少しずつ知識が増えてきたので、最近はパーツにこだわって愛車をカスタマイズしています。

篠﨑
家を建ててからインテリアや庭に手をかけていたんですが、最近は車で遠方へ遊びに行くことも多くなりました。買い物をしに都内へ行く時は電車を使うほうが便利なときもあります。住宅メーカーに勤務しているので、平日の休みをうまく利用すれば人気のスポットでも空いているんです。

矢板
今は新しい工場へ生産設備を移設するためのライン設計に取組んでいますが、将来的には現場の人たちが使いやすい機械を設計したいと考えています。結婚はその後かな。
小平
金融機関として「農業・食品」「医療」「環境・エネルギー」という栃木県の先進分野を活性化するのが目標です。また、オンオフのメリハリが利いた、頼れる銀行員になるのが理想です。

篠﨑
私は人事・採用担当なのでUターンやIターンで栃木に戻って働く人をもっと増やしたいですね。まずセミナーやインターンシップで企業の魅力を伝えること。そしてなによりも私たちが頑張って業績を上げて、制度や待遇の充実により働く社員の満足度を高めることが大切です。魅力的な会社がたくさんあれば、そこで働きたいと思ってもらえますから。
蒲生
私はお菓子を製造する機械の技術担当として、栃木県を代表する美味しいお菓子を考案するのが夢です。会社には世界中からお菓子に関する情報が集まってくるので、それをうまく活用すればきっと実現できると思います。自分のアイデアで地元を活性化できたら、うれしいですね。
小平
栃木県は製造業・農業ともに盛んで、優良企業がたくさんあります。社名が知られていなくても、世界に誇れる独自技術を持っていたり、専門分野で高いシェアを占めている会社もある。東京や他県から説明会に参加するのが難しいのなら、インターネットで調べてみてください。きっと気になる企業が見つかるはずです。
蒲生
私もそうだったんですが、栃木県に本社があるからといって県内だけの狭い範囲で仕事をするというのは思い違いです。そうした固定概念は捨ててほしい。実際に働いてみれば仕事の領域は広いし、いろいろな人と関わることができる。有名企業がいいとか、東京に勤めたいということじゃなくて、自分はそこでどんな仕事ができるのか、何を実現できるのかを考えて就活することが大切だと思います。さらに、休みの日をどう過ごすかというライフスタイルまで考えるべきです。豊かな自然が好きで、都会の暮らしも楽しみたいなら、それが両立できる栃木県はとてもいいところだと思います。
矢坂
私の会社も本社は栃木県ですが、海外に3ヵ所の拠点を持ち、グローバルな事業を展開しています。私自身も、2カ月ほど中国で仕事をする機会がありました。文化や風土の違うところに行くと、いろんなことを学び、吸収できます。どこで仕事をしても、自分が望めば、そういう経験を積むことができる。栃木県でも東京でも変わらないと思います。
篠﨑
採用の仕事をしていると「地域社会に貢献する仕事をしたい」という志望動機をよく聞きます。でも、何か特別な仕事をしなくても、ここで働いて、ここで暮らすことが何よりも大きな貢献になるんです。ぜひ栃木県で就職し、結婚して、家族で楽しく過ごしてください。きっと豊かな生活を実現できます。Uターン、Iターンだけでなく、他県ご出身の方もお待ちしています。