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思い通りに就活がいかなくても、「想定外」の出会いを楽しんでください。みんさんの就活は実りあるために。日経BPヒット総合研究所長執行役員 麓 幸子 氏

01/SPECIAL INTERVIEW

女子学生を取り巻く就職の状況は、近年、大きな変化を見せつつあります。女子学生の採用は年々拡大し、それに伴い、企業サイドも女性が活躍しやすい環境整備に積極的に取り組むようになりました。また、政府が女性活躍推進を成長戦略の柱に据えたことで、女性が企業や社会で活躍できる環境は一層整備されつつあります。今回は、長年にわたって働く女性に関する諸課題に取り組んできた、『日経WOMAN』元編集長で日経BPヒット総合研究所長の麓 幸子氏に、女子学生の就活を取り巻く状況や、より良い就活の進め方など、多彩な観点からお話を伺いました。

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日経BP社の日経BPヒット総合研究所長・執行役員。『日経WOMAN』元編集長。1962年秋田県生まれ。筑波大学卒業。84年日経BP社入社。1988年「日経WOMAN」創刊に携わる。2006年より日経WOMAN編集長。2009年より日経ウーマンオンライン編集長兼務。2012年ビズライフ局長就任。日経WOMAN、日経ウーマンオンライン、日経ヘルスなど3媒体の発行人になる。2014年現職。同年法政大学大学院経営学研究科修士課程。ダイバーシティマネジメントなどを研究。「とくダネ!」(フジテレビ系)コメンテーターなどメディア出演豊富。筑波大学非常勤講師。一男一女の母。著書に『就活生の親が今、知っておくべきこと』(日本経済新聞出版社)

「女性活躍推進法」の成立は働く女性にとって追い風
働く女性の「見える化」が女性の活躍を後押しする

働く女性に関する最近の大きなトピックスとして、「女性活躍推進法(女性の職業生活における活躍の推進に関する法律)」の制定が挙げられます。女性活躍推進はアベノミクスにおいて成長戦略の柱と位置づけられていて、今回の法律制定は、働く女性にとって追い風になるでしょう。同法では、従業員301人以上の企業と国・地方公共団体に対して、女性の採用比率や女性管理職比率等の状況を把握し、数値目標を含む行動計画策定、および公表を義務づけています。

罰則規定がないため実効性を疑問視する声もありますが、少なくとも、情報公開によって働く女性の実情が「見える化」されることで、各企業が女性の採用や管理職比率向上など、女性の活躍推進に積極的に取り組む契機になると考えています。就活に臨む女子学生にとっても、企業を選ぶ際の目安・参考になるでしょう。

「やりたいリスト」ではなく「無理だと思うリスト」を作る
枠を狭めることなく可能性を広くとらえるのが大切

女子学生のみなさんは、B to C(Business to Customer=一般消費者相手のビジネス)のビジネスを展開する、一般に大企業と呼ばれる会社を志望する傾向が少なくないと思います。大きな組織で自分の力を発揮して活躍したいという想いは十分理解できます。しかし、ある一定の人気企業を多くの女子学生が志望することになりますから、必然的にそこから弾かれる人が発生します。結果として、正規に就職できない女子学生が生まれているのも事実です。そうした事態を回避するには、もっと戦略的に就活に臨むことが必要です。私が勧めたいのは、「やりたいリスト」ではなく、「無理だと思うリスト」を作ること。「やりたいリスト」の場合、極端に選択肢を狭めることになりますが、消去法である「無理だと思うリスト」であれば、それ以外の可能性が大きく広がります。

例えば女子学生に人気の高い化粧品メーカー。B to Cの仕事を志望する人も多いと思いますが、化粧品メーカーには当然B to B(Business to Business=法人顧客相手のビジネス)もあります。一部の人気企業を見るだけでなく、幅広い視野で業界や企業を見れば、そこには多様な仕事領域が広がっています。また、「大企業」という言葉にも注意が必要です。「大企業」とは、みなさんにとって、TVCMなどで見る有名な企業のことになっていないでしょうか。もっと幅広い視点で、企業・業界を分析・研究することをお勧めします。

「幻の赤ちゃんを抱いた」女子学生になってはいけない
どんな仕事をどんな会社でしたいのかが重要

みなさんが企業を見る場合、ワークライフバランスが実践できる環境かどうかということを重視する人も、最近は多いと思います。確かに、企業選択の基準の1つとしてもいいと思いますが、その点ばかりに注力して企業を選択することはお勧めできません。近年、「幻の赤ちゃん問題」が指摘され始めています。これは、就活に臨む女子学生が、結婚予定の相手さえいないうちから子どもを産んだときの不安を胸に抱き、先々を不安視して挑戦する意欲や情熱が冷却してしまう問題のことです。ワークライフバランスが実現できるかどうかは、もちろん大切ですが、それにとらわれ過ぎることが、就職の足枷になっては本末転倒です。私の経験を踏まえて言えば、仕事と家庭(育児)の両立は、自分の意志や周囲の協力、国や企業の制度活用など、さまざまな手段を駆使すれば実現できるものです。いかようにもなります。だから、今の就活の時期から心配や不安を抱えなくても大丈夫。まずは、どんな仕事をどんな会社でしたいのかを考え、心から、この会社で一生働きたいと思える企業を選んでください。そしてその出会いのためには、実際に社会人に、働いている社員に会い、話を聞くことが大切です。

ただし、やはり女子学生のみなさんの中には、志望業界や企業のワークライフバランスの実態を知っておきたいという人もいるでしょう。確認したいときは、ワーキングマザーがいるかどうか、さらに女性管理職の中にワーキングマザーがいるかどうかをチェックするといいでしょう。ワーキングマザーが輝いている会社は、女性が活躍するチャンスを与えてくれる会社と判断できます。また、ワークライフバランスは育児期の女性にのみ当てはまるものではありません。男性社員も含めたすべての従業員が実践しているかどうかをチェックすることもお勧めします。

今が就活の時期であるのはとてもラッキーなこと
見栄を張らずに、自分らしく就活に取り組んでほしい

これから就活に臨む女子学生のみなさんに、いくつかのアドバイスをしたいと思います。1つは情報収集に関して。最近の学生の方の中には、ネット上に氾濫する発信者不明の信頼のおけない情報にアクセスし、そうした情報に振り回される人も見受けられますが、信頼に足る情報を自ら入手することが大切です。例えば、日本経済新聞を読んだり、日経電子版ツイッターのフォロワーになるなど、信頼できる情報入手の手段は数多くあります。大学のキャリアセンターを活用するのもお勧めです。キャリアセンターには多くの企業の求人票が集まってきますが、これはいわば企業からその大学の在学生に向けてのラブレター。貴重な情報を見逃すのはもったいないですよ。

2つ目は就活に臨む心構えについて。とにかく「想定外」を楽しむ姿勢が大切です。就活というのは、想定内で推移していくものではありません。ですから、就活では想定外の出来事や出会いを楽しんでほしいと思います。思い通りにいかなくても、素敵な出会いや発見がたくさんあります。その素敵な想定外を楽しむために大切なことは、見栄を捨てること。周囲に振り回されず、人は人、自分は自分と切り離して就活を進めてください。

3つ目も心構えになりますが、女子学生のみなさんの中には、母親のアドバイスや意見を重視する方もいると思います。しかし、「お母さんを喜ばせること」を第一に考えて就活に臨むことは、お勧めできません。自分の人生です。自分と向き合い、自分の想いや考えを最優先にして就活に取り組んでください。最後に伝えたいのは、みなさんはとてもラッキーということ。今は、「女性活躍推進法」の制定など、女性にとって働きやすい社会環境が整備されつつある時代です。これから就活に臨むみなさんは、このことをフルに生かして、就活を進めていってもらいたいですね。

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