公益財団法人 日本財団

公益財団法人 日本財団の先輩情報

公益財団法人 日本財団

【公団・公社・公益】

先輩情報

山下 大輔(2006年入社)

ソーシャルイノベーション本部
海洋チーム  

職種 商品企画・プランニング
出身校 東京農業大学
出身学部 地域環境科学部 造園科学科
専攻分野 土木・建築系

インタビュー

これが私の仕事!

  • 現在の職種はプログラムオフィサーです。

    日本財団は様々な方法で社会貢献を果たす組織ですが、主な社会貢献の方法は、社会課題の解決を目的とした活動に取り組む他の団体に対する資金提供(助成)です。

    プログラムオフィサーとは、助成プログラムの企画・立案、助成プログラムによる助成を受けたプロジェクトの管理運営、助成プログラムの評価・改善などを行います。

    私が所属する海洋チームは、その名のとおり海をテーマとした社会課題を取り扱っています。海は、人間をはじめとする生き物はもちろんのこと、植物や気候などの命をもたないものに対しても大きな影響を持っていますが、なかなか海に関する恩恵や、海の変化から受ける影響に普段から関心を持っている人は多くはないと思います。

    今も進み、起きている人間や地球環境へ困難をもたらす恐れのある海の変化への対応も必要ですし、そんな海の変化への対応を将来にわたって行う人づくりも必要です。

    海洋チームでは、そのような問題意識のもと、国内においては、海を好きになり、海に行き、海を楽しむ人を一人でも多く増やそうとする「海と日本プロジェクト」、次世代を担う子供たちが海について学校教育の中で学び、親しむ機会を持てるようになる「海洋教育パイオニアスクールプログラム」、地域の多様な人や団体が海を基点に交わり、様々な活動を生み出すことを期待する「渚の交番プロジェクト」などを実施しています。

    海外においては、世界中の大学や機関と協力し、国際海洋社会をリードする人材を育成するための「各種の奨学金制度の運営」、地球最後のフロンティアである海底の全容を明らかにするための「海底地形図作成プロジェクト」などを実施しています。

    そのような中で、私は国内の事業を担当しています。

  • 入社を決めた理由を教えてください。

    ここでの仕事なら、人生という限られた時間を費やす価値のある仕事ができると思えたから。

    就職活動を行う前までは、働くということ、仕事というものに対するイメージはぼんやりしていました。

    趣味を仕事にするということも素敵だなと思ったこともあれば、自分の学んだことを活用できる職場を選ぶことも自然な流れですし、良いことなのだろうと思ったりもしました。

    そのような中で就職活動をはじめる際にまず行なったことは、自分なりの仕事観を持つことでした。仕事をするということは、何らかの形で社会と関わること。社会に何かを供給することが仕事である。という考えに至りました。

    仕事は自己満足だけでは済まされず、自分のした仕事がどこかの誰か、ひいては社会のどこかで受け取られ、何らかの影響を生むことの責任まで含めて、己の仕事だと考えるようになりました。

    では、どのような仕事であれば、自分として自分なりの責任を果たし続けられるやる気や熱意を、人生という長い時間で持てるかを考えたところ、ただちに自分のためになるような仕事や、便利な物事をより便利にするような仕事ではなく、どこかの誰か、世の中の何らかの領域が抱える困難を少しでも緩和、解消するようなことに自らの時間を費やしたいと思うようになりました。

    そのような視点を持った中で出会ったのが日本財団で、知れば知るほど自分の仕事観と重なる職場だと感じるようになると共に、特定の社会課題ではなく、様々な社会課題にアプローチ出来る幅の広さと柔軟さに、組織としての可能性の豊かさも感じ、入会を決めました。

  • 当社のいいところ

    定期的な異動があることです

    「いいところ地味だな~」「総合職であれば当たり前のことなのでは」と思われる方が多いと思いますが、志を持って日本財団の門を叩いてくる人たちにとって、入会した後でぶつかる壁の1つに、志を高めたり維持できるかということがあります。それに影響を与える大事なことに、配属やその後の異動があると私は考えています。

    日本財団の組織は正職員が100名強で、その頭数で事業部門と管理部門という組織の両輪を回しています(もちろん、各部門には特定の仕事に専従の契約職員や派遣職員がいるので仕事場は100名以上の人がいます)。そのため少し乱暴な整理ですが、それぞれの部門に50人ずつ割り振られることになります。一方、新入職員は、自分もそうでしたが、社会課題の解決に携わりたい!と思い、事業部門で自分が働く姿をイメージしている人がほとんどだと思います。

    しかし、最初に管理部門に配属されることは普通にあります(最近は希望する部署或いは事業部門に新入職員が配属される割合は高くなっているように感じますが)。また、事業部門に配属された場合でも、自分の希望する領域に携われないことも普通にあります。

    いずれの場合でも、志が高いがゆえに、期待していた通りに行かなかった時にがっかりしてしまう者も少なくありません。そんな中で異動の直接的にいいことは2つあると考えていて、

    1つはそのような人にとって、モチベーションの維持やふんばりの助けになることです。もう1つは、自分では考えていなかったり、向いていないだろうと思っていた仕事でも、携わってみると実はとても面白く、やりがいを感じられる仕事があって、そのことに気付かせてくれたり、自分の幅を自身の想定の範囲外のところで広げてくれるのも異動のおかげだったりします。

    かく言う私も、海洋チームの前には総務チームに配属されていて、なかなかに充実した日々を送ることが出来ていました。

    加えて、職員に直接的なものではないかもしれませんが、もうひとついいことを生み出していると私は思っていて、それは、組織に変化を生むということです。全員が専従だと仕事と人が固定的になりがちですが、異動により組織が攪拌されることは、組織のリフレッシュだったり変化、進化を促すと思っていて、日本財団という組織としてさらなる良い仕事を世の中に提供できるような機会になると捉えることができると考えています。