三菱重工グループ

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三菱重工グループ

【機械|重電・産業用電気機器|輸送用機器】

人気企業インタビュー

相吉澤(あいよしざわ) 和俊(2007年入社)

所属部署
エンジニアリング本部 電力プロジェクト総括部 電力計画部 コンべンショナル計画1グループ
出身学部・学科・専攻
新領域創成科学研究科環境学専攻

社名から固いイメージを持たれそうですが、実際はとてもフランクで話しやすい社員ばかりです。しかも団結力が強い。チームワークを重視している会社だからこそ、柔軟に、迅速に、効率的に、会社全体がうまく機能しているような気がします。

企業情報

「目に見えるもの」、「人の役に立つもの」、「大きいもの」という観点から選んだモノづくりの会社

 現在私が担う仕事は「コンベンショナル」と呼ばれる発電方式の火力発電プラントの受注活動です。火力発電にはGTCC(※1)やIGCC(※2)など、いくつかの発電方式がありますが、私の担当はボイラと蒸気タービンで発電するコンベンショナル(従来型発電)です。このコンベンショナルは、世界中で広く使われている発電方式で、1つのプラントでの発電量が大きく、また色々な燃料を燃やすことが出来、中でも石炭を燃やして発電するために燃料コストがあまりかからないというメリットがあります。そのため、国内の電力会社だけでなく、発電設備を必要とする大きな工場を持つ企業や発展途上国などにもニーズがあります。火力発電プラントの受注は競合他社との入札によって決まるので、その受注競争に勝つために日々尽力しています。基本的には設計に関わる部署ですが、携わる製品が幅広いため、いろんな部署をコーディネートしていくことも我々の役目です。お客様との調整、社内での調整など、会社の技術部門の窓口的役割を担う取りまとめ部門として設計業務に関わっているのです。

 受注競争に勝つ――。それが我々チームの最終目標であるため、設計に関わる仕事といいつつも営業的な側面が非常に強い部署でもあります。当然、受注競争に勝たなければいけないので、競合他社をどこで凌駕するかというポイントについて、戦略を練っていく必要があります。例えば、お客様の仕様要求に対し、いかに高性能を達成し、かつコストを抑えるかという課題については会社によってその対応方針が異なります。当然、設計方針、ビジネス戦略の違いなども出てくるため、当社の強み=オリジナリティをどこで出していくのかを部内で検討し、差別化していかなければなりません。お客様の要望を的確にくみ取り、それを正確に迅速に設計に落とし込んでいくだけでなく、当社独自の戦略として、いかに自分たちの強みを打ち出して設計に織り込めるかが受注競争に勝つカギとなるのです。

(※1)Gas Turbine Combined Cycle:ガスタービン複合発電
(※2)Integrated coal Gasification Combined Cycle:石炭ガス化複合発電

Focus

新会社のDNAを構成する要素に、三菱と日立、両社の歴史の中で連綿と継承されてきた「チーム力」がある

一人ではなくチームで良い仕事をする――それが私のイメージする働き方です。もちろん個々の能力はそれぞれ高いものがあり、一人でも様々な局面を打開できる力を持っています。しかし、そんな個の力を結集してチームとしてアクションすることで、凄まじいパワーを発揮する。決してひとりよがりにならず、いろんな視点を組み合わせることで壁を越えてきた当社の歴史は、連綿と継承されてきたチーム力にあると思うのです。

いかに自分たちの強みを打ち出して設計に織り込めるかが受注競争に勝つカギ

 大学、大学院では機械系の学科で学んできたこともあり、将来的にモノづくりに関わるエンジニアとして仕事をしていきたいと漠然としたイメージを持っていましたが、就職活動では色々な会社を見た上で決めようと思い、他にも何社か応募しました。中には全く機械とは関係ない会社もありましたが、入社の決め手は、やはりモノづくりがしたいという強い思いでした。そのモノづくりの中でも「目に見えるもの」、「人の役に立つもの」、「大きいもの」という観点から選んだ結果、三菱重工(当時)が一番やりたい仕事と合致していました。現在私が関わっている火力発電プラントの仕事は、目に見えて人や社会に貢献する大きな仕事ですので、非常に大きなやりがいと充実感を感じています。

 入社前は「技術職だから人と接して仕事をする機会は少ないだろう」というイメージを持っていましたが、全然そんなことはありません。むしろ、技術力は持っていることが当たり前で、その技術をお客様にどう伝え、その技術に関わる多くの人たちをどうやって上手く巻き込んで物事を進めていけるのか、というコーディネートの部分がメインになっています。だからこそ、良質で高度なコミュニケーション力が重要になるのです。コミュニケーション力は、入社以来、失敗して叱られたり、壁に突き当たって悩んだりした時に、それをどうやって乗り越えていくのかをつねに自問自答し、解決していくなかで磨かれていきました。自問自答しても解決しない場合、経験豊富な先輩方に適切なアドバイスをいただくこともあります。私の周りにはモデルとなる素晴らしい先輩方がたくさんいます。だからこそ、先輩方の良い部分を真似たり、盗んだりしながら自らの成長を促してきたのです。

「伝える」ことの難しさと大切さ、伝わった時の達成感

 これまでいろいろな壁に突き当たりましたが、自分自身で「ひとつの壁を越えた」と実感できた仕事がありました。それは入社3年目の時、海外で受注活動を行うプロジェクトで、交渉の議題のひとつである重要な席でメインスピーカーを託された時です。当時、プロジェクトチーム内では私が一番年下でしたが、上司に「お前がやってみろ」と背中を押されたのです。当社には若い年次の社員に重要な仕事を託して経験させる風土と、自分から積極的に手を挙げれば新しい仕事でもやらせてくれる環境があります。その時は正直不安もありましたが、自分をステップアップさせるチャンスだと認識していました。メインスピーカーという役目に加えて、海外のお客様との交渉ですので英語での交渉です。しかも技術的な側面もまだ知識が浅い時期で、それを完全に把握した上で英語で伝えなければならないのです。私は限られた時間の中で自分なりにどう伝えるか考え抜き、本番に挑みました。その交渉の席で、私は事前にシミュレーションした通り、熱意を持って伝えました。お客様の反応は上々で、私が伝えたかったことを理解してくれたことがその場の空気で分かりました。もちろん、準備段階等で周りのフォローはありましたが、その瞬間、ひとつの壁を越えたと確信できたのです。

 この経験はその後の自信にも繋がりましたが「伝える」ことの難しさと大切さ、伝わった時の達成感を実感することができました。現在も日々の業務で強く意識しているのは、やはり「物事をどのように伝えるか」ということです。受注活動でも相手が何を欲しているのかを察知して、それをどう伝えていくか(当社の製品として反映していくか)というのは基本中の基本です。それは社内でも同じで、自分の作った図面を上司やグループ内で承認してもらうためにどう伝えるかに苦慮しています。もし、うまく伝わらなかったら、それは自分の伝え方が悪いという気概でコミュニケートしているのです。ひとりよがりでは絶対に仕事は進みません。物事をうまく伝えるために、ひとりよがりにならないために必要なことは何か。それが「チームワーク」だと思うのです。

 現在、入社8年目で、いわゆる中堅と呼ばれる立場になり、入社年次の長い社員と入社年次の短い若手社員との繋ぎ役も担っています。社内をコーディネートするのはもちろんのこと、みんなの仕事がやりやすい環境を作っていく立場でもあります。上司からの要望などを噛み砕いて自分でこなしていくこともあれば、それを年次の若い社員に分かりやすく伝えてサポートしていくこともあります。大切なことはチーム内の連携力を高めて仕事することです。今後もみんながより働きやすい環境をつくるためのコミュニケーションを実践し続けます。そして、より多くの受注を勝ち取り、その実績を自信に、会社も自分もさらに上のステージへとステップアップさせていきたいです。

理系学生へのメッセージ

学生時代にコミュニケーションをより活発にとれるような経験をしてください。学生時代は長い人生のなかでもとても貴重な時間です。研究に真面目にのめり込む人もいれば、アルバイトに精を出す人もいるかもしれません。ただ、何かひとつのことを極めることは素晴らしいことだと思いますが、優れた技術があってもそれを人に伝えられなければ意味はありません。だからこそ、年代、異性問わず、いろんな人と接して、コミュニケーションの経験値を上げ、自分をアピールできるチャンスを増やしてください。