就活に自分らしさをプラスするキャリタス就活 掲載企業数 約15,000

キャリタス就活 トップ  >  就活成功ガイド  >  [業界研究・企業研究] 暇な女子大生が行く!社員食堂から始める企業研究【博報堂編】
暇な女子大生がソフトバンクの社員食堂を調査してみた

暇な女子大生が行く!
社員食堂から始める企業研究
【博報堂編】


毎日頑張って働く社員のお腹を満たす社員食堂。単なる「企業の中にある食堂」と思いきや、 企業ごとに様々な特徴・社員に対する想いが 込められています。人気ブロガーの暇な女子大生が 様々な企業の社員食堂を紹介。 社食をきっかけに企業研究を始めてみよう!

暇な女子大生のプロフィールはこちら

業界研究・企業研究

【博報堂編】

友達に教えよう!

  • ツイートする
  • シェアする
  • mixiチェック
  • LINEに送る

「広告会社」と聞くと、あなたは何を思い浮かべるだろうか。ザギンでシース―?女優と結婚?接待ゴルフ?……そう、広告会社には『何やってるかよく分からないけどとりあえず華やかそう』というイメージがある。わたしも就活生の頃に何となくエントリーシートを出してみたら面接に呼ばれてしまったのだが『取って食われるんじゃないか』と直前になって怖気づき行かなかった思い出がある(すみません)。

そんな偏ったイメージを抱えたまま今回訪れるのは、広告業界の雄、博報堂

オフィスビルディングがあるのは赤坂。田舎者の永遠の憧れ、あの赤坂だ。東京に出てきてもう6~7年が経つが、赤坂に降りる時は未だに胸が高揚する。

駅から歩いて赤坂Bizタワーに向かう途中、オレンジ色のロングコート・オレンジ色の手袋に坊主頭のド派手なおじさんを見かけた。きっとあれは博報堂のベテランコピーライターに違いない。期待が高まる。

 

期待を裏切らないオシャレな受付。

最初に目に入ってくるのは、クールで近未来的な受付だ。受付は「会社の顔」と呼ばれるくらい重要な要素だが、一目で『上質な仕事をしそうだな』という感じがわかる。田舎者の弱小フリーライターにとっては「腰が引ける」以外の何者でもない。

 
 
 

圧倒的都会感がわたしを襲う。

 

こういう時は無理やり自分をV.I.Pだと思い込んで平静を取り戻そう。大丈夫、わたしはこの場にふさわしい人間なのだ。コタツ布団みたいな柄のセーターを着ているが、これは一周回ってオシャレなアレなのだ……。

 
 
 

それにしてもオシャレな社員食堂。こりゃお呼びでない……。

 

「そんなに怖がらなくても大丈夫ですよ」

髪の毛がふわふわっとした田辺誠一似のハンサムに声をかけられた。やはり代理店マンは毛先を遊ばせたがるようだ。期待を裏切らない。

 

「暇な女子大生さん、はじめまして。ストラテジックプラニングの阿部と申します。こちらのふわふわした頭の男性は営業の佐藤くん。よろしくね」

 

暇「御社は顔採用を実施されているということで宜しいですか?」

うちは顔採用じゃないですよ(笑) それより、よかったらご飯食べていきませんか?お腹も空いていらっしゃるようですし

 

「あなた方がそう仰るのなら頂こうかしら」

 

オムライス(500円)

 

チキンカレー(500円)

 

「うっひょう」

たーんとお食べ

 

いま暇女さんが食べているのは『からだおもいボウル(600円)』といって、カロリー控えめ、塩分控えめ、食物繊維たっぷりの丼メニューです

 

「緑黄色野菜をふんだんに使ってあるので、コタツ布団みたいな柄のセーターがバックに写っている場合を除き、カラフルさが目にも楽しい一品です」

 

「最近では大きさの選べるサラダボウルも導入されたり」

 

「『お母さん定食(800円)』と名前がついているような身体に良いメニューがたくさんできました」

 

「『お母さん定食』!? 博報堂の社員食堂って確かあの熊谷喜八氏がオーナーシェフのレストラン、“KIHACHI”が全プロデュ―スでしたよね……?そんなKIHACHIがまさか定食を出すなんて…しかも『お母さん定食』……!」

調べてる!めっちゃ詳しく調べてきてる!

この社員食堂がオープンした当初は量が少なめのオシャレなメニューばかりだったんですが、「これでは全然足りない」という意見が続出し……。結局社員が求めているのは『オシャレ感』や『高級感』のあるものではなく『ボリューム』そして『体に良いもの』だという意見に辿り着き、従来のKIHACHIのイメージとは違った定食やお味噌汁を出してもらうようになりました。わたしも以前までは毎日コンビニ弁当とかで健康診断の数値がやばかったので、ヘルシーなメニューが増えて本当に助かってます……。

 

あ、そういえばわたしも人間ドック行かなきゃ。バランスの取れた食事を定期的に食べられる環境があるって羨ましい……。

 
 

『わがまま定食』というメニューもあって、自分の好きなお惣菜を好きなだけ選べます。あんまりお腹空いてない時はご飯とお味噌汁と納豆だけ、のように調節できるところもおススメですね

 

12階に降りるとラーメンや蕎麦、パスタなどの麺類をサーブしているスペースがあって、そこには一人用の席もたくさんあります

 

「ラーメン食べるだけなのにこのイスの高さ必要ある?」

 

佐藤「窓際はこんな感じです」

暇「ラーメン食べるのにこのラグジュアリー感必要ある?」

 

12階にはライブラリーもあります。雑誌がたくさん置いてあるから、「最近のメイクのトレンドを調べてこい」って言われた時ここへ来てすぐ調べたり、便利ですよ。

 

くっそおおおおお うらやましい 何か社食に不満とかないんですか!

強いて挙げるなら、ちょっと値段が高いところかな。だから僕はご飯は外で食べて、ここには毎日プリンを食べに来てます

毎日…ぷりん…!?

 
 

ここは食事メニュー以外に手作りのスイーツも豊富なんです。アイスやヨーグルトもありますよ。

総務によると、「ここは社員食堂というよりも『社員同士が出会うための場所』で、あくまで『居心地の良い場所を提供する』というのがメインのようで。安いけど美味しくない料理をただお腹に詰め込む場所よりも、値段はそこそこでも美味しくて健康的な食事を出してもらえるところのほうが長居したくなるよね、ということで値段は結果的に社員食堂としては高めになっています。

 

阿部「もともとこの社食には『100tables』という名前がついていて」

 

「フロアには100卓のテーブルがあって、テーブルの幅も打ち合わせしやすいように100cmになっているんです。看板の『100』のゼロの部分が『∞』になっていたと思いますが、アイデアが無限に生まれるように、という願いからです。テーブルの数だけ出会いがあり、出会いの数だけアイデアが生まれる、がコンセプトです。アルコールやおつまみメニューも出るので、『博報堂で打ち合わせしよう』というクライアントさんも多いですよ。そのまま飲んで帰られることもあります。

 
 

その他にも部署や年代の違う社員同士の出会いの場として、米作りの社内研修プロジェクトを定期的に行ったり、会社の公式な活動ではないが喫煙ルーム利用者だけでボウリング大会をやることもあるのだそうだ。

 

「たしかにアイデアが生まれる時って、他愛ないお喋りしてる時だったりするんだよなあ……ところで、あっちのほうの出会いも多いんじゃないですか?どうなんですか、恋愛のほうは」

いや、正直ぜんぜん出会えないです。忙しいし、飲みになんか行く暇ないし。

社内で結婚、ということもあるにはあるらしいですが、先輩からは「世界が狭くなるからやめとけ」って言われてます笑

なんか意外。だって広告会社のイメージって

 
 

こんな感じだったし……

広告会社に派手なイメージがあるのは、バブル時代の先輩たちの振る舞いがまだ人々の記憶に鮮明に残っているからかも……。

忙し過ぎて、たまに訪れる休みには思いっきり羽目を外してしまうということも少しはあるかもしれない。

お二人は休みの日は何をするんですか?

ぼくは家でスイーツを作ってますね。休み明けに会社に持っていくと喜ばれるんです。この間はブッシュドノエルをつくりました

わたしは友だちと映画を観たりご飯を食べたりウインドウショッピングをしたり。でもブランド物は買ったりはしないですね。『これはまだ自分にはふさわしくない』とか思っちゃう。

地味かよ……芸能人と恋に落ちたりしないんですか

そういえばこの間、○ッキーに初めて会えたんです!
※あの人ではないです

お!連絡先交換!?

僕のほうを見て「ありがとうございました」って言ってくれたんです。かわいかった……。

夢があるんだかないんだか……
お二人は学生時代どんな青春を過ごされたんですか

僕は本当にずっと野球しかしてなくて、勉強はあまりしてませんでした……。就職活動始めた時も「博報堂って何?」というレベルで。野球部のOBの方が広告業界にいたので色々質問しましたね

わたしはこれといって打ち込んだものはないんだけど、その時々でサークルの幹部やゼミの代表はやってました。アルバイトも色々やったなあ、ファストフード店に、塾講師に、「○○珈琲店」っていう喫茶店とか

あ、そこ制服がかわいいんですよね。わたしも働いてみたかった……。結局、採用してもらえたポイントって何だと思います?博報堂ってすごく狭き門だと思うんですけど

僕はOB訪問にほぼ毎日行ってましたね。まずは自分が知ってる先輩からで、そこから色んな人を紹介してもらって。実際に会社まで足を運ぶと違ってくると思います。あとは自分が受ける会社が出している本を読みこむと、面接の時に話が噛み合って役に立った覚えがある……。

すごいな、OB訪問なんかわたし一度もしたことないや……。確かに会社まで毎日来てたらすごい熱意は伝わるなあ。なんか、偉いな……ただのスイーツ男子じゃないな

わたし実は親の仕事の都合で海外に10年くらいいたんで、TOEICとかは普通に990点取れてたんです。それでも書類選考で落とされることが何度かあって、これだけじゃやっぱダメなんだと思った…。自分が受かったのは、「自分にしか語れないことをちゃんと言えた」からかな。海外の洗剤などの消費財って粗悪品が結構あるんだけど、一時帰国すると使いやすい商品がこんなにあるんだと気づいた、だから日本の商品がもっと海外で売れるようにマーケティングしたい、とかそんなことを面接で話しましたね。

TOEICで満点取っても書類で落とされることってあるんですね……確かに海外と日本の消費財の比較を語れる人は限られる……そういう武器を見つけることが大事なんだな。この連載を読んでくれている就活生や転職希望者にメッセージをお願いします

広告業界は正直結構激務だけど、携わった仕事がCMとして世に出たり、プレゼンで一発で案が通った時はすごくやりがいを感じますね。就職へのカギは「好きなモノをとことん突き詰めること」だと思います。初音ミクを語らせたら右に出る者はいないって人が社員にいるんですが、今そういう分野でバリバリ活躍してますよ

じゃあわたしはマイケルジャクソンマニアとして博報堂に入社しよっ

暇女さん、ブロガーやめちゃうんですか?結構読んでたのに……

 

ちょっと今後の方向性に悩んでて……

じゃ一緒に考えましょう!わたしのいる「ストラテジックプラニング」って、「どんなターゲットに向けてどんな発言をしていくか」を色々なリサーチを通じて検証していく仕事なんです

 

今すぐお願いします、先生!

 
 

博報堂の社員は、ザギンでシース―とも万札ビンタとも女子アナ合コンともあまり縁が無さそうに見えた。ただもう少し年配の社員たちは色々な伝説を抱えていそうだなあとも感じる。手作りのスムージーがとても美味しかった。激務な分「社員を労わろう」という気遣いのようなものが随所に見られた気がする。仕事はとても大変だと思うけど、これからも健康に気を付けて頑張ってほしい。毎日プリンはやめたほうがいい。

著者:暇な女子大生

超就職氷河期の氷河にぶち当たり沈没しそうな毎日を送っていた大学5年生時に「暇な女子大生が馬鹿なことをやってみるブログ」を開始。その文章や、下手そうで下手じゃないイラストなどが『ザワ…ザワ…』と静かな波紋を呼び、結局どこにも就職しないままフリーランス生活に突入。2015年8月には処女作『暇な女子大生が馬鹿なことをやってみた記録~男と女のラビリンス編~』(ベストセラーズ)を刊行。

就活成功ガイド・TOPへ