就活に自分らしさをプラスするキャリタス就活 掲載企業数 約15,000

キャリタス就活 トップ  >  就活成功ガイド  >  [業界研究・企業研究] 暇な女子大生が行く!社員食堂から始める企業研究【ソフトバンク編】
暇な女子大生が行く!社員食堂から始める企業研究

暇な女子大生が行く!
社員食堂から始める企業研究
【ソフトバンク編】


毎日頑張って働く社員のお腹を満たす社員食堂。単なる「企業の中にある食堂」と思いきや、 企業ごとに様々な特徴・社員に対する想いが 込められています。人気ブロガーの暇な女子大生が 様々な企業の社員食堂を紹介。 社食をきっかけに企業研究を始めてみよう!

暇な女子大生のプロフィールはこちら

業界研究・企業研究

ソフトバンク編

友達に教えよう!

  • ツイートする
  • シェアする
  • mixiチェック
  • LINEに送る
 
 

社食訪問シリーズ第2回目は子会社で携帯電話サービスなどを展開するソフトバンクグループ株式会社である。

 

すごく有名で長者番付にも載るほどの孫社長だが、正直わたしの孫さん及びソフトバンクグループのイメージは「白い犬」「福岡ダイエーホークスを買収」「風通しのよさそうな頭皮」くらいしかない。

『いったい、孫正義とはどんな人なのだろうか…』
と、頭が禿げ上がりそうなほど孫さんのことを考えていると……

 

「ようこそ、ソフトバンクへ」

そこにいたのは孫さんと180度印象の異なる岡田眞澄似のワイルド中年男性だった。もらった名刺には「総務・藤本ジョニー孝博」と書いてある。藤本氏は「喜びの創造、喜びの共有」をモットーにソフトバンクの社食を改革し続けている他、ヤフー新社屋の社食プロデュ―スも手掛けている。また、受付の採用やトレーニングも行っているそうだ。「ジョニー」部分がすごく気になるがここでは敢えて触れないことにする。

ジョニーはわたしをビルの25階の社食フロアへと誘った。

 
 
 

窓からは汐留の高層ビル群、浜離宮恩賜庭園そして東京湾が一望できる。

ジョ「2007年に国内通信会社の人事制度を統一し、福利厚生なども見直したとき、どうせなら『日本一の社食をつくろう』ということになり、眺めの良い25階を社食にしたんです。夏はここに家族を呼んで花火鑑賞を楽しむ社員もいますね」

この景色を見ながらランチを食べれば全てを手に入れたような気分になりそうだ。

 

しかし毎日通っているとありがたみを感じなくなってくるのか、社員たちは皆一心にスマホを見つめていた。

これがソフトバンクの社食だ!

グラムデリ

 
 
 

重さによって値段の決まるグラムデリは「ちょっとだけお腹が空いてる時」や「定食に+αしたい時」などに便利。サラダの種類も豊富。

社内で外食気分

 
 

なんと日本国民の味方「吉野家」のメニューが社内で食べられる!しかも牛丼は通常店舗より10円安い。「社食にあるなら食べてみようかな…」と、普段はひとりで牛丼屋に入りづらいという女性社員がたくさん来店するらしい。

 

「時々無性に食べたくなる~!」日清のカップヌードルは自動販売機でいつでも味わえる。

 

表参道で買おうとすると長~い行列に並ばなければならない大人気「BEN&JERRY’S」のアイスクリームもここなら待ち時間ゼロでゲット。

ジョニーの強すぎるこだわり

 

「社食界の『ラ・マンチャの男』」とまで言わしめるジョニーのこだわりは至るところに伺える。

たとえば…

社食の概念を超えた「釜めし」を導入している点も凄いが、さらに注目すべきは奥にある“蕎麦”だ。

 
 

この蕎麦、なんと宝くじで当たったら嬉しくて2週間会社休むくらいの値段の蕎麦打ち機を使って作っている。

美味しくて良い蕎麦粉を使った300円の蕎麦と、お得な200円の蕎麦両方のメニューを展開しているのは、「おいしさ」を求める社員と「安さ」を求める社員の両方のニーズを満たすためだという。

 

そして、この「石焼本格四川麻婆豆腐」。

本当に辛いものが好きな人のためだけにガッツリ辛くしているそうだ。社食だと万人受けを気にしてついつい味を平均的なものにしてしまいがちだが、ジョニーによれば「そうすると辛党の方の欲求を満たすことが出来ない」からダメらしい。

万人を中途半端に満たすメニューではいけない。ある一定の「辛いもの好き」の層をピンポイントに100%満足させることでリピーターをつくるんだ

 
 
 

自分が関わるメニューは材料から全てこだわっているよ。築地に入る前のマグロを仕入れたこともあるし、この間も佐賀から牛を一頭丸ごと買ったんだ。JOHNNY家のラーメンは特に力を入れていて、麺を札幌から空輸しているよ。

 

「麺、具、スープのバランスが完璧に保たれている…!ラーメンの走・攻・守をここまで極めているラーメンは地元福岡でも中々見つからない…」

 

教えてジョニー。貴方、ただのソフトバンク社員ではないでしょう。その「ジョニー」の由来はなんなの?

 

「……」

 

「ああ、話すべき…なんだろうな……」

 

ハンバーグ赤ワインソース。ボジョレーヌーボーの深みが効いた一品

ジョ「俺は昔、マクドナルドで営業本部長として働いていた。部下が当時3万人ほどいたんだが、どういうわけか全員俺のことを『BOSS』と呼ぶようになってな…」

 

トルコライス。このボリュームにサラダ・スープが付いて600円。

ジョ「そうするといつの間にか社外の人間にまで『ボス、ボス』と言われるようになってしまって、決まりが悪いから『ボス』の代わりに『ジョニー』と呼んでもらうように頼んだんだ。それが『藤本“ジョニー”孝博』のカラクリさ…」

 

豚ロース唐揚げ クコの実ソース。美肌・美白効果のあるクコの実は女性に嬉しいスーパーフルーツ!

ジョ「ちなみに当時から俺はどんなに偉い人にも本音で接していたから、社長にもすっかり可愛がられていてな。会議の時なんかも『本音が知りたいから藤本を呼べ』と言われるほど信頼されていたよ」

 

カキフライ定食。さっくりとろける。今が旬!

ジョ「でもあるとき気づいたんだ。『ここにいたら一生社長を超えられないで終わる』って。自分が一番輝ける場所を求めてソフトバンクにやって来た。俺はいつか孫正義を超える。そのためにまず何ができるか考えて辿り着いたのが社食だ。フードビジネス業界で長年働いていた俺にとって、それまでのソフトバンクの社食は美味しいとは到底言えないものだった。だから社長に『あの社食を日本一でなく世界一にしましょう』と宣言し、社食という概念を『社内レストラン』へと変えたんだ

 

JOHNNY家の札幌醤油ラーメン。ややこってりしているが、次の日もその次の日も食べたくなる中毒性のある味!

暇「孫社長を超えるですって!?社員がそんなことを言って大丈夫なの!?」

 

峯さん(早稲田大学卒。社食のいいところは「ホークスが優勝すると値段が半額になる」)

「ソフトバンクにはそういう気概を持った社員はたくさんいるかもしれないわね」

 

武田さん(立教大学卒。アフターファイブは「新橋に飲みに行く派」)

「『ソフトバンクアカデミア』というこれからのソフトバンクグループの後継者を発掘・育成する機関に所属する社員は特に個性的な人が多いですよ」

 

田中さん(慶應義塾大学卒。趣味はゴルフ。JOHNNY家のラーメンは新製品が出るたびに食べに行くというJOHNNY家マニア)

「でもそんな風に、『会社』という形に縛られない、自由な社風がソフトバンクの魅力なんだと思います。ぼくもそこが良いなと感じて入社しました」

 

ジョニーさんはああ見えて社員のためにいつも一生懸命ですよ。メールで社食に関する社内アンケートを回して積極的に社員の意見を取り入れてらっしゃいます。「社員には『うちで食べるランチが一番オイシイ』と誇りを持ってほしい」そうで。あとは社外の方が食べていく時に「さすが孫さんの会社は違うね」と言われるのが気持ちいいみたいです。『人を喜ばせたい』というサービス精神が強くないとできないことですよね。

 

「ジョニーさんのように派手な感じの社員は実は少数派で、地味で真面目な方が多いですよ。入社する前と後でのギャップは、イケイケな感じの人間がいないことです。少し期待してたんですけどね…。もう一つは、社内で決定したことはすぐに各部門に下りてきてわたしたちの仕事になる、そのスピードがすごく速いことですね。追いつくのに必死です…」

 

「就活生の皆さんに言いたいのは、『ソフトバンクは面接で言いたいことを言える会社なので、ありのままで来ていい』ってことです。会社を選ぶときは社名じゃなく、『こういう人と働きたい』『10年後こうなりたい』と思える社員がいるところに入ることをお勧めします」

暇「最後にひとつだけ、ジョニーに聞きたいことがあるの。こうして部下に慕われ、マクドナルドの社長にも孫さんにも絶大な信頼を置かれて色々なことを任せてもらえる。そのカリスマ性はどうしたら身に着くの?」

ジョ「ひとつは『イエスマン』になって自分の気持ちを押し殺すのではなく、言いたいことは隠さず全部言うこと。もうひとつは…」

 

「…人に好いてもらう前に自分がその人を大好きになることだ」

 

わたしは思わずナウシカみたいな顔になるほどハッとさせられた。そしてジョニーのことをとっくに好きになっていたことに気づいた。

孫正義社長についての謎は深まるばかりだが、各界の「カリスマ」と呼ばれる人たちを集めて後継者を生もうとしている孫さんもまたとんでもない「カリスマ」なのだろう。

「孫正義」ひいては「ソフトバンクグループ株式会社」という存在の大きさを実感させられた、そんな1日であった…。

【ソフトバンク株式会社】の会社情報を見る



著者:暇な女子大生

超就職氷河期の氷河にぶち当たり沈没しそうな毎日を送っていた大学5年生時に「暇な女子大生が馬鹿なことをやってみるブログ」を開始。その文章や、下手そうで下手じゃないイラストなどが『ザワ…ザワ…』と静かな波紋を呼び、結局どこにも就職しないままフリーランス生活に突入。2015年8月には処女作『暇な女子大生が馬鹿なことをやってみた記録~男と女のラビリンス編~』(ベストセラーズ)を刊行。

就活成功ガイド・TOPへ