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自分らしい動き方、あきらめない人生のために、軸を持って行動してください。スリール株式会社 代表取締役 堀江 敦子 氏

02/SPECIAL INTERVIEW

働く女性にとって、結婚、出産、育児といったライフイベントは、その仕事や生活に大きなインパクトをもたらします。女子学生にとっても、就職後の遠くない将来に訪れるであろう、仕事と家庭の両立、「ワーク・ライフバランス」が実現できるかどうかは、企業を見る上で注目するポイントの一つでしょう。今回は、女性の「ワーク・ライフバランス」の問題意識から、学生が仕事と生活をリアルに学ぶ「ワーク&ライフ・インターン」という新しい試みで事業を展開する、堀江敦子氏に、女子学生が抱く将来への不安、悩みを払拭し、自分らしい働き方を実現するための考え方やアドバイスを伺いました。

PLOFILE

日本女子大学社会福祉学科卒業。大手IT企業勤務を経て25歳で起業。 「働くこと」、「家庭を築くこと」をリアルに学ぶ「ワーク&ライフ・インターン」の事業を展開。400名のインターン生を社会に輩出している。経済産業省「第5回キャリア教育アワード優秀賞」を受賞。両立支援や意識改革を得意とし、企業や大学、行政等多くの講演を行う。厚生労働省「イクメンプロジェクト」や「新宿区男女共同参画推進委員」、「ぶんきょうハッピーベイビー応援団」など複数行政委員を兼任。

ベビーシッターの経験とワーキングマザーの実態に触れ
女性が働く環境を変える必要性を痛感

私は5年前に、働くこと=ワークと、生活=ライフのリアルを学ぶことができる「ワーク&ライフ・インターン」という大学生向けのインターンシッププログラムを立ち上げ、事業を開始しました。その中心となるのが体験プログラムで、学生は共働きの家庭で子育てを体験します。働く父親・母親、子供たちと絆を深めつつ、仕事と子育ての両立、子育てを学び、自分の将来を考えるためのスキルを積んでいきます。さらに、その体験を振り返る座学、若手社会人との交流を通して、ワークとライフを合わせて自分の将来を考えるきっかけを与えるプログラムになっています。

起業のきっかけは大きく2つありました。一つが、大学時代のベビーシッターの経験です。私は昔から子供が好きで中学生の頃からベビーシッターをしていました。大学のときは週3回4時間子どもを預かるというものでしたが、預かった子供はまだ生後1カ月半。その実感を一言でいうと「超大変」なわけです。これを24時間365日行うなど無理ではないかと思いました。またその家の母親は起業家だったのですが、一見スーパーウーマンに見られがちなものの、実態は「もがいて、もがいて」仕事と子育てを両立させていたのです。その現場を目の当たりにした経験が、私の中で仕事と育児を両立させるロールモデルをイメージするきっかけとなり、将来のプランを立てるために役立つことが分かりました。

もう一つは、大学卒業後に勤務した会社の環境です。働く女性のための制度は整っており、身近にワーキングマザーもいました。しかし、子育てと両立するための時短勤務によって、周囲の評価も下がり、自分らしく働くことをあきらめざるを得ない状況に陥ってしまいました。私は、女性が働く環境を変える必要があることを痛感して、働きやすい環境づくりのためにアクションを起こすことを同期に呼びかけました。しかし、意見には賛同しても、同期たちが自ら行動に移すことはありませんでした。なぜなら、彼らはまだ若く当事者意識がなかったから。環境を、社会を変えるためには、若い人たちが当事者意識を持つことが必要なのです。こうした経験をきっかけに、若い人たちがもっと将来的に仕事と家庭を両立させること「ワーク・ライフバランス」について当事者意識を持てる機会が必要だと感じて、新しい試みを始めたのです。

企業の制度が「ワーク・ライフバランス」を実現するのではなく
社員の覚悟と交渉力が効果的な制度活用を可能にする

現在、多くの企業で「ワーク・ライフバランス」に関して、制度面の整備が進められています。しかし、それにもかかわらず「アラサー(30歳前後)女性」の多くは将来に不安を抱え、今の働き方でいいのかどうか悩んでいる現状があります。多くの女性がブレーキをかけ始めるのもこの時期。しかし、近い将来のプライベートや子育てを取り巻く環境がクリアになれば、不安を払拭し自分らしく働き続けていくことができるはずです。そのためには、まず自分が何をしたいのか、どう働きたいのかを明確にすること。そしてそれを実現するには、上司をはじめ周囲を納得させ協力・支援を仰ぐ必要があります。交渉力を身に着けることがポイントです。単に制度に乗るのでなく、それをいかに活用するかという意識が求められていると思います。

学生のみなさんは、大人や社会人と交流する機会が少ないため、働き方に多くの選択肢があることを知らない場合が多々あります。そして「わからない、見えない」から不安になり、働くこと、働き続けることが辛いと思ってしまう。そこをクリアするために、女子学生のみなさんに心がけてほしいことがあります。一つは、将来なりたい自分がイメージできる、憧れとなるようなロールモデルを持つこと。二つ目が、働き方には決められたレールがあるわけでなく、多彩な選択肢があることを知ることです。多くの社会人に会って話を聞き、様々な働き方や生き方があることを知ってください。三つ目が相談相手を持つことです。何事にも共通することですが、悩みや不安を打ち明けられる、信頼できる相談相手の存在は大切です。この三つが不安払拭の助けになると思います。

なりたい自分になるためには「軸を持って流される」こと
自分を信じ、自分で見て感じて行動してください

女子学生のみなさんはこれから就活に臨みますが、活動中にぜひ実践して欲しいことがあります。一つは「ワーク・ライフバランス」に不安を感じているのであれば、「ワーク・ライフバランス」を実践している多くの社会人から話を聞いてみてください。そうした交流を通じて、憧れの社会人を複数持つことができれば就活は大きく前進するでしょう。人に聞くという作業は、そこに「会いに行く」という行動が伴います。「ワーク・ライフバランス」に関することのみならず、自ら行動して社会人から話を聞くことは、みなさんの就活を前へ進める大きな力になると思います。

もう一つは自分が感じたことを信じて、やりたい仕事や入社したいという気持ちに素直になること。素直になれば、自然の流れの中で企業研究や先輩に会って話を聞くなど、具体的な行動に移ると思います。そしてその行動によって何を学んだのか、必ず振り返りを書きとめてください。その過去の蓄積が様々な場面で今の自分を応援してくれます。また、物事の「良い」「悪い」は、やってみなければわかりません。何かしらのアクションを起こす際には自分を信じて、ダメなら後で明確にダメ出しの判断をすればいいのです。行動して振り返り、判断をする、その継続が就活成功への一歩になると思います。イメージとしては、「軸を持って流される」ことです。なりたい姿や方向性(軸)を持ちながら、ある程度は流れに任せて行動することです。そして最終的に、自分で見て感じて決めることが大切だと思います。

就活は企業と直接触れ合う場です。そこでは、自分の考えや想いを発信して相手に理解してもらう必要があります。女子学生のみなさんの中には、自分を主張することをためらい、引き下がってしまう人もいるかもしれません。自らの考えを積極的に発信してきた経験が少ない人もいると思います。しかし一生に一度の新卒での就活です。果敢に行動し積極的に発信することをぜひ実践してください。自分らしい生き方、働き方、そしてあきらめない人生を拓いていくために、頑張ってください。

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