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就活前に学ぶ金融講座

第2章 知っておくべき金融ビジネスのポイント

  • ①「市場」とは何か?
  • ②リテールとホールセール
  • ③株式と債券
  • ④投資銀行とは?
  • ⑤ファンドとは?
  • ⑥リースはなぜ金融ビジネスなのか?
  • ⑦ノンバンクとは何か?
  • ⑧メガバンク・グループを知る

⑧メガバンク・グループを知る

1997年に大手銀行の北海道拓殖銀行と、4大証券の1社だった山一証券が破綻したことは、日本の経済界や金融界に大きなインパクトを与えました。バブル経済の負の遺産である不良債権の処理が思うように進まなかった大手銀行は、日本版・金融ビッグバンと呼ばれた金融制度の大改革が進むなか、規模の拡大による経営基盤の強化を目指して、統合による再編に踏み切ったのです。
その背景には、金融の自由化とグローバル化が進んだことで、海外業務を手がける大手銀行には国際的な競争に勝たなければ生き残れないという危機感がありました。さらに、もうひとつの要因として、金融持ち株会社によるグループ化が1998年に解禁されたことも見落とせません。
金融持ち株会社とは、株式の保有によって複数の金融機関を傘下に収め、それらを統括する会社のことです。経営統合によって規模を拡大した大手銀行は、金融持ち株会社を立ち上げてその傘下に入り、関係の深かった信託銀行や証券会社、リース会社、クレジットカード会社、消費者金融会社、資産運用会社などを次々にグループに加えて「総合金融グループ」を形成しました。
数社の大手銀行が設立の母体である三菱UFJフィナンシャル・グループ、みずほフィナンシャルグループ、三井住友フィナンシャルグループの3グループは、日本の「3大メガバンク・グループ」と呼ばれています。

「総合金融グループ」を形成
総合金融グループのイメージ

キャリタス就活の視点

  • 3大メガバンク・グループに次ぐ大手金融グループには、かつての大手銀行を母体とし、国内リテール分野でトップを目指すりそなグループ(りそなホールディングス)があります。また、近年では地方銀行や第二地方銀行の統合による再編も始まっています。今後は複数の地方銀行などを傘下に収める金融グループが、さらにその勢力を拡大すると予想されています。
  • 大手証券会社2社も同様に金融持ち株会社を設立し、グループ内に銀行や信託銀行を持つ金融グループを形成しています。また、損害保険業界では大手3グループが金融持ち株会社を設立し、「3メガ損保グループ」と呼ばれる金融グループを形成しています。
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