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序章 変わりゆく金融ビジネス

規制に縛られていた、経済活動の「血液」

一般に、金融は経済活動の「血液」であると考えられています。マネー(お金)の流通なくしては経済が成り立たないだけでなく、それが滞ると社会に大きな混乱が起きるからです。
そのため、かつてはどこの国でも国家がいくつもの取り決めを設けて、金融活動の大部分をコントロールしていました。20世紀の後半に入ってもそうした体制に変わりはなく、各国政府はさまざまな法律を用意して金融機関の活動に制限を加えていたのです。

わが国においても、今世紀に入る直前まで金融機関同士をいたずらに競争させないための規制がいくつもありました。商品内容や金利、手数料を自由に決めることができなかっただけでなく、銀行や証券会社、保険会社がそれぞれの機能や領域を拡大することも禁じられていたのです。宣伝広告においても商品のPRではなく、「○○の銀行」といった企業イメージの訴求に限って認められていました。つまり、金融機関は業態ごとに同じ商品を同じように売ることが義務づけられ、量の獲得のみを競い合っていたのです。
また、国境を超えた資金の移動や、金融機関の海外業務にも制限が加えられ、他の産業界のように海外にフロンティアを求めて事業を拡大するような取り組みも容易にはできませんでした。

各国政府はさまざまな法律を用意して金融機関の活動に制限を加えていた

1990年代末に始まった、金融ビッグバン

では、現在の金融ビジネスはどうでしょうか。結論を先に言うと、20年前とは大きく様変わりしています。世界的な「金融自由化」のトレンドに沿って1990年代末から段階的に実施された金融制度の大改革(日本版・金融ビッグバン)により、金融機関は業態を問わず大きな自由を手に入れました。国(行政)の姿勢も「監督」から「監視」に置き換えられました。

グローバルな資金の移動が自由になっただけでなく、金利や手数料、保険料なども各社が自由に決められるようになりました。業態ごとの活動を区分していた垣根も低くなり、たとえば銀行は預金やローンなど従来の商品だけでなく、証券や保険を販売することもできます。また、金融持ち株会社による金融グループの運営も可能になりました。そのため、メガバンクと呼ばれる大手銀行などは金融持ち株会社(○○ホールディングス)を立ち上げ、銀行、信託銀行、証券会社、リース会社、資産運用会社、消費者金融会社などを傘下に置いています。
もちろん、金融は世界や国の経済を担う重要なインフラですから、多くの取り組みにおいて届け出や許認可を必要とします。それでも、以前に比べればとても自由になりました。

1990年代末に始まった、金融ビッグバン

金融ビジネスは、どう変わったのか

次に、金融ビジネスの現場では何がどう変わったのか整理してみましょう。

  • 商品力やサービス力の向上、コストダウンの徹底など、競争力強化への取り組みが進みました。
  • 経済活動をサポートする公的な仕事という意識に加え、自らを「サービス業」とする意識が高まりました。
  • 市場調査やマーケティングなど、以前にはなかった取り組みが重要視されるようになりました。
  • 金融機能を提供して暮らしや産業をサポートするという役割のほか、利益を積極的に生産する装置としての期待と役割が増すようになりました。金融産業は莫大な利益を生産し、グローバルに競い合う産業へと進化しつつあります。
  • 自由になることは、それだけ責任が増すことを意味しますから、資本金の増強に加え、ガバナンスやコンプライアンス(法令順守)の強化が進んでいます。

キャリタス就活の視点

  • 金融ビジネスは古くからあり、伝統的なビジネスというイメージがありますが、実は「大きく様変わりをしてから10数年しか経っていない、とても“伸びしろのある”産業」です。
  • 伝統的な仕事もありますが、サービス業としての新しいアイデアや創造力が問われる分野が広がっています。
    そして、それが競争力の源泉となっています。
  • 金融ビジネスは経済のインフラを担う仕事として、「社会に貢献する」を社是とする会社が多く、学生側にも「社会の役に立つ仕事」を強く意識したエントリーが多いようです。
  • 今後の金融ビジネスには、金融機関が従来必要とした資質よりもさらに幅広く、多彩な人材が求められることでしょう。
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