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金融ビジネス・ラボ

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“トーク”で学ぼう金融基礎のキソ

第1話 間接金融って何?

登場人物
C君
金融とはお金を「融通」すること。つまり、お金が不足しているところへ、余っているところから届けてあげる働きのこと。ファイナンス(finance)とも言うんだよ。
A君
昨日、友達にお金を貸したけど、それも金融なのかなあ。
C君
広い意味ではそうだね。金融にはいくつかのモデルがあるんだ。まずは、貸し借りのカタチから考えてみようか。
キミたちはバイト代をもらったばかりだよね。しばらく使わなくてもいいお金はある?
A君
うん、5万円くらい。
B君
ぼくは3万円。
D君
2万円くらいなら…。
C君
いま、どうしても10万円必要な友だちがいるんだけど、貸してあげてくれないかなあ…。
A君
誰に貸すの?
C君
キミたちもよく知っているE君だよ。
B君
E君ならいいよ。
D君
ちゃんと返してくれそうだ。
A君
そうだね。
C君
では、F君に貸してあげてと頼んだら?
貸し借りのカタチから考えてみよう
A君
ちょっと心配だなあ。
B君
なかなか返してくれなかったことがあるんだ。
D君
他からも借りているみたいだし…。
  • E君になら貸してもいいけど、F君に貸すのは心配…となるのは2人の「信用力」の違いです。 お金を貸すときに、貸したお金が戻らなくなる危険性を「信用リスク」と言います。つまり、E君よりF君のほうが信用リスクが高いわけで、そういう相手には誰もお金を貸そうとしません。
  • では、信用リスクの高い人や会社には、お金の融通ができないのでしょうか。絶対にできないようでは不便ですし、本当に困ることもあるでしょう。そこで「金利」を払うという仕組みが生まれました。
C君
じゃあ、F君が半年で5%の金利を払うと約束したらどうする?
A君
それなら貸してあげてもいいかなあ。
B君
僕は10%払ってくれなければ、やめとくよ。
D君
それなら、僕は間をとって8%にしよう。
  • このように金利は信用リクスに比例して決まります。もちろん、お金の需給バランスも金利に影響を与えます。モノの値段と同じように、お金を必要とする人が増えれば金利は上がり、反対にお金を貸したい人が増えれば金利は下がります。また、返済までの期間が長くなればなるほど、環境変化に伴うリスクが高まりますから、設定される金利も上がります。
C君が信用できる人だから貸す
A君
条件とか決めるの面倒だからさ、C君に仲介してもらえないかな。
B君
僕ら3人はC君にお金を貸すから、あとはC君の判断で貸してあげてほしい。
D君
つまり、C君が信用できる人だから貸すわけだよね。
C君
だから、僕は何があってもキミたちにお金を返さなくてはいけない…。
A君
B君
D君
そういうこと!
  • もうおわかりですね。A君たちが期待したC君の役割こそ「銀行など金融機関」の役割なのです。銀行や信用金庫など「預金」を扱う金融機関は、広く国民から「預金」というカタチでお金を借りて、自らの判断でいろいろな先にお金を貸します。融資とも言います。
  • このように貸し手と借り手の間に金融機関が入って融通する金融モデルを「間接金融」と言います。このモデルにおいて重要なのは「信用リスクは金融機関がすべて負う」という点です。たとえば、銀行がお金を貸した会社の経営が悪化して返済が滞っても、「預金」としてお金を貸した人にダメージはありません。
  • このような仕組みがあるから、私たちは安心して銀行にお金を預けられます。一方、銀行はお金を融通することの専門家ですから、社会や産業界に広く目を配り、さまざまな需要に対してリスクに見合う方法でお金を供給しています。戦後、国家がリードして間接金融のモデルを効率的に機能させたわが国は、国民の財布から預金を集め、それを産業に配分することにより、世界が驚く高度経済成長を実現しました。
C君

ポイントをまとめておこう。

  • 個人から個人に相対でお金を融通するより、金融機関が間に入って融通するほうが便利で安心。
  • 間接金融の仕組みにおいては、融通に伴うリスクは金融機関がすべて負う。
  • 国民から広くお金を預かり、それを企業などに分配する金融の仕組みは、経済や産業に欠かせない大切なインフラとして機能している。
  • 信用リスクの高い相手に対しても「お金を貸せる工夫」をして、必要なところに必要なだけお金を届けることが間接金融を担う金融機関の役割。そうした機能が高まれば、産業が活性化し、新しい会社などがどんどん育つ。
A君
B君
D君
なるほど。銀行や信用金庫は社会にとって、大切な存在なんだなあ…。
ポイントをまとめ
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